シトルリンの様々な効果

シトルリンはスイカから発見された遊離アミノ酸の1種で、スイカの学名「シトルラス ブルガリス」から名付けられスーパーアミノ酸とも呼ばれます。

ウリ科の野菜に多く含まれてメロンやヘチマ、ゴーヤにも含まれます。人体にも存在している血管の機能を維持するために必要な成分で血液の流れを潤滑にすることで、疲労回復、筋力増強など、様々な優れた効果をもつのです。

シトルリンによってむくみが解消されるのか?

むくみは血液の静脈の詰まりや、リンパ液の流れが滞ることで引き起こされます。塩分や糖分の過剰摂取や運動不足などの何らかの原因で、血管の外に血液の血しょう成分が溜まった状態なのです。

毛細血管から染み出る血しょうは細胞に必要な成分を運ぶ役割を果たし、本来は水分や老廃物として静脈やリンパに運ばれるのですが静脈やリンパの流れが滞ると、この水分や老廃物が皮膚の下に溜まってしまうのです。

シトルリンは体内で、非必須アミノ酸であるアルギニンに変換され、このとき一酸化窒素(NO)を生成します。一酸化窒素は血管の筋肉である平滑筋をやわらかくして動脈を拡張し、血液の流れをスムーズにする作用があるのです。

血液が滞りなくすみずみまで流れることで、老廃物や余分な水分が排出され、むくみを解消する効果が期待できるのです。

シトルリンが記憶力や集中力に与える効果とは?

脳が正常に機能するには、ブドウ糖と酸素が正常に脳に運ばれることが必要不可欠です。ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源といわれ、血液中のブドウ糖の約50%は脳によって消費されているのです。

集中力や記憶力が落ちる原因のひとつに脳にブドウ糖と酸素がきちんと運ばれていないため、脳の機能が鈍っていることが考えられるのです。しかしブドウ糖を摂取しても脳にブドウ糖を送る血液の流れが滞っていると、脳にエネルギーが十分に運ばれないために集中力や記憶力の低下を招いてしまいます。

シトルリンは血液の循環を促します。血液の流れがスムーズになることで、脳の栄養であるブドウ糖と酸素が十分に脳に送られ、脳の働きが活性化することで記憶力と集中力を高めることができるのです。

シトルリンによって血流が改善!冷え解消に効果!

手の指先や足の末端、腰や肩などの部位が冷たくなる冷え性は、食生活の乱れや運動不足など、様々な原因で血液の流れが滞り末端の血管まで血液がゆきわたらない血行不良が原因です。シトルリンから生成される一酸化窒素(NO)は、血管を拡張し血液の流れを改善します。

そして一酸化窒素は血管内のコレステロールや血管壁に老廃物が付着することを防ぎ、血栓を抑える働きもあるのです。血液の流れが滞りなくスムーズになることで血管のすみずみまで血液をゆきわたらせ、手先の体温を上昇させるとともに、上がった体温を維持する効果もあるのです。

シトルリンの血流を改善する働きは身体を暖め、冷えの症状の緩和と解消する効果が期待できるのです。

シトルリンによって肌の保湿力がアップするのは本当か?

シトルリンは、天然保湿因子(NMF)を構成するアミノ酸の1種です。NMFは、ナチュラル・モイスチュアライジング・ファクターの略で人体の角質層や角質細胞に存在する保湿成分で、水分を保持する働きをするのです。

天然保湿因子は空気中の水分や真皮の水分を吸湿して肌にうるおいを与え、肌荒れや乾燥を防ぐ働きがあるのです。肌のハリとツヤは天然保湿因子(NMF)の質量に左右されるため、シトルリンは肌のうるおいを保つための重要な働きをしているのです。

そしてシトルリンの血液の流れをスムーズにする効果は新陳代謝を活発にするため、古くなった角質を落とし肌の再生を促すターンオーバーを促すことで肌に若々しさと美しさをもたらすのです。

シトルリンは夏バテ解消に効果があるのか?

夏バテは体や精神面にも、様々な症状があらわれます。抜けない疲れや倦怠感やイライラ、食欲不振にも陥ります。脱水症状や食欲不振による栄養不足、暑さとエアコンの冷えの繰り返しによる自律神経の乱れが原因のとされています。

シトルリンは夏バテの原因のひとつである自律神経のバランスを整える、成長ホルモンの分泌に影響しているのです。シトルリンが変換されるアルギニンには、成長ホルモンの分泌を促進する作用があるのです。

自律神経のバランスに大きくかかわる成長ホルモンは、一酸化窒素から合成されて生成されます。一酸化窒素はシトルリンがアルギニンに変換されるときに生成されることから、成長ホルモンの分泌の促進にシトルリンは大きくかかわっているのです。

老化防止にシトルリンが効果あり!

シトルリンによる新陳代謝の活性化は、老化を防ぐアンチエイジングの効果も期待できます。身体の代謝の衰えは、老化の一因です。シトルリンから生成される一酸化窒素(NO)を血管が拡張され血液量が増えることで、体内の老廃物の排出を促され、デトックス効果が見込めます。

そして、シトルリンの働きで血流が増え新陳代謝が促進されることで、身体の隅々まで健康を維持するため必要な栄養分が十分に行き渡るのです。

またシトルリンの活性酸素を分解する抗酸化作用は、肌の美しさを保つ効果もあり、紫外線の刺激からの保護や天然保湿因子(NMF)の働きによる保湿効果、肌のみずみずしさを保つコラーゲンの分解を抑えるため、肌の老化を防ぐアンチエイジングも期待できるのです。

シトルリンに心筋梗塞の予防が期待できるのは本当か?

心筋梗塞は虚血性心疾患のひとつで、動脈硬化が進行することで冠動脈が閉塞や狭窄を引き起こし、心筋への血流が遮断されてしまう、死にもかかわる病気です。

心筋梗塞の原因となるのは血管を細くしてしまう喫煙、肥満や末端の血管の働きを弱め血流を悪化させる運動不足、そして高血糖、高脂血症、高血圧など血管と血液に関するものがほとんどです。

シトルリンが体内でアルギニンに転換されるとき生成される一酸化窒素(NO)の、血管を拡張して血流を促進する効果と抗血栓作用、そして柔らかくしなやかな血管を維持する作用は、動脈硬化を予防し心筋梗塞を発症するリスクを大きく減らしてくれます。一酸化窒素の働きは心臓と血管の健康に欠かせないのです。

シトルリンが運動と相性がいい理由とは?

シトルリンには、アスリートがプレワークアウト(運動前)に摂取することで知られています。シトルリンの血流促進効果は速効性があり、スポーツ時の運動パフォーマンスの向上が期待できるのです。

シトルリンを摂取することで一酸化窒素(NO)の生成が高まり、血管の拡張され血流がスムーズになることから栄養素の循環が促され、筋肉への糖の取り込みが強化されることで持久力の向上が見込めるのです。

そして酸素を多く取り込めることから、運動効果を高めるといわれます。運動時に筋肉細胞で発生して血液中にあふれ出す疲労物質である乳酸値を低下させる働きとアンモニアを除去する効果があり、アンモニアと乳酸値が低下することで運動後の疲労の軽減と筋肉痛などの抑制する効果もあるといわれているのです。

シトルリンと疲労の関係とは?

疲労の主な原因は、アンモニアや乳酸が体内に溜まること。疲労原因物質のひとつであるアンモニアはエネルギーに産性を妨害し血中濃度が高くなると、様々な悪影響をもたらします。

アンモニアを無害な尿素に変換して解毒するオルニチンサイクル(尿素回路)は、シトルリンが体内で変換されるアルギニン、アルギニンが分解されて生成されるオルニチンの3つのアミノ酸がかかわっています。

アミノ酸の代謝や激しい運動などで生じるアンモニアは、肝臓のなかのオルニチンと反応し、シトルリン変化。そしてシトルリンは肝臓でアンモニアと反応してアルギニンが尿素とともに生成されるのです。

作られた尿素は腎臓から尿にとかしてオルニチンに再生され、再び尿素回路に入るのです。シトルリンとオルニチン、アルギニンの3つの成分がバランス良く働くことで、尿素サイクルが活性化し、アンモニアが除去されることで肝臓の働きが保たれ疲労回復の効果も高まるのです。

シトルリンに筋トレサポート効果あり!

シトルリンには、筋トレの効果を高めるといわれます。シトルリンが変換されるアルギニンは、成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。成長ホルモンには、身長を伸ばすなどの成長に関する作用と代謝をコントロールする作用があり、疲労の回復、身体の組織の修復と再生する働きがあるのです。

肉体を酷使する筋トレで筋肉が疲労した場合には、成長ホルモンが細胞や体組織に働きかけることで拝復を早めるのです。脂肪の燃焼効果や筋肉を修復する効果で、筋トレで傷ついた筋肉の修復がおこなわれるため筋肉量のアップにもつながるのです。

そして血中の成長ホルモンの濃度が高まっている状態で筋トレをおこなうと、体内のホルモンの働きが増強するといわれているのです。