ダイエットの天敵!骨盤のズレを正して痩せやすい身体へ

脂肪がなかなか落ちない理由は体のゆがみが原因の場合も多く、中でも影響を受けやすいのがお腹周りの脂肪です。骨盤ダイエットは骨の位置のズレを正すだけでは不十分で、柔軟性を持たせるとともに、筋肉を鍛えることも重要になります。

骨盤ダイエットとは?

骨盤ダイエットは、歪みやすい骨盤の位置を正しく戻すことから始める場合が多くなります。日ごろペタッと女の子座りをしたり、足を組んだ姿勢などで長時間いたりすると骨盤の位置がズレて来てしまう悪い姿勢です。出産を経験すると骨盤が開いてなかなか戻らなくなると聞きますが、普段の座り方が影響して開いてくる場合もあります。

もともと骨盤は開いたり閉じたりするようになっていますが、姿勢の悪さの影響でどちらかに偏ってしまうことが問題となり、血流やリンパの流れを悪くして冷えにつながり、脂肪が燃焼されにくい体に変化していって脂肪の蓄積がどんどん増えていく結果になってしまいます。

運動をしない人は特に骨盤周囲の筋肉も凝り固まってきて悪化させてしまうので、骨盤ダイエットでは柔軟性を取り戻したり、筋肉をつけて歪みにくくさせるなど総合的な対応が必要です。

ダイエットの敵は骨盤のズレ

まっすぐ立った時に、骨盤の高さが左右で違ったり、反り腰、猫背になっている人は正常な位置から骨盤がズレた状態になってしまいます。骨盤周りにはリンパが流れ内臓やおなかの筋肉に栄養や酸素を運ぶ重要な役割がある血管も多くありますし、下半身へ供給する血管もありますからとても重要な場所です。

骨盤のズレはその周囲の筋肉や中にある内臓なども歪ませたり圧迫してしまいます。リンパの流れが滞ると老廃物がいつまでも排出されずむくみの原因になったり、内臓や筋肉が冷えて機能が鈍り、さらに熱を生み出さなくなって、エネルギーが消費されず脂肪としておなか回りやおしり、太ももなどに皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されやすい状態です。

運動をどんなに頑張っても、骨盤のずれのせいで効率よく脂肪を燃やすことができなくなるため最大の敵であるといえます。

骨盤が開くと太りやすくなる理由

正しい位置に骨盤がないと、内臓の位置も下がってきます。その結果、起きやすくなってしまうのが便秘です。腸は栄養が吸収し終わった後のカスや役目を終えた善玉菌の死骸などを便として排出するとき、蠕動運動を行って運んでいます。

内蔵の位置が悪くなると、腸も歪んだりねじれるなどしてスムーズに通らなくなり便秘がいつまでも解消しない理由の一つで、体重増加につながります。

血流が悪くなって冷えが続き、脂肪が蓄積されやすくなる状態だけでなく、筋肉に十分な酸素や栄養が届かず、筋肉量が減ってしまうこともさらに熱量を減らしてしまい、肥満を加速させてしまう原因です。運動して汗がでてもお腹だけは冷たいという人は、開いている可能性があります。

骨盤の歪みが生じる原因

出産の経験がなくても骨盤のゆがみが生じるのは、姿勢の悪さにより癖がついてしまうだけではありません。運動不足により筋肉が正しい骨の位置や内臓を支えることができなくなって、骨盤のゆがみにつながることがあります。

腹筋や骨盤底筋は、骨盤のゆがみに関係しているだけでなく内臓を正しい位置に保つためにも重要な働きをしていますし、特に女性は骨盤底筋が弱まってしまうと、胃や腸だけでなく子宮も下に下がってきてしまいます。子宮が下がると生理痛がひどくなったり、炎症を起こしやすくなる場合もあって、よくない状態です。

筋肉の衰えが骨盤の歪みを生じさせることがあることも知っておき、筋肉を鍛えて正しい位置に戻るように努力しましょう。

骨盤を正して体のシェイプアップ

脂肪燃焼の働きをスムーズにさせるためにも、骨盤の位置を正すことから始めなければなりません。整体やカイロプラクティックなどプロに施術してもらうと、骨盤がどれだけ歪んでいるか把握することが可能です。しかし、あまり費用をかけたくない人は、家でできるゆがみを解消させる方法を取り入れて正しい位置に戻すようにしましょう。

プロの場合でもゆがみを正すときには複数回施術に通う必要があり、家庭で行うときには少しずつ毎日続けて骨盤の位置をただすようにする必要があります。それと同時にシェイプアップを図り、脂肪の燃焼とともにリンパの流れの促進や筋肉を鍛えるようにしなければなりません。

スリムビューティハウスなどのエステサロンでも取り入れられていて、骨盤ダイエットを行うときは、骨盤周りの筋肉を鍛えることと、リンパの巡りをケアすること、脂肪燃焼を助けるための施術が行われています。

便秘解消にも効果を期待できる

大腸の中で骨盤の歪みによる影響を受けやすいのは、横行結腸の部分です。骨盤が開いて内臓が下がると横行結腸の部分が一番下に下がって、蠕動運動により下行結腸にまで進みにくくなってしまうからです。また、小腸から大腸に入る部分などでもたまりやすい傾向があり、横行結腸から下行結腸まで進んだとしても、今度はS字結腸や直腸にたまりやすくなってしまいます。

毎日骨盤ダイエットに取り組み骨盤のゆがみが取れて、筋肉もついてくると大腸の位置が回復するとともに、筋肉が便を押し出す力も強くなって排便をスムーズに行えるようになりますから、便器解消にも期待が持てるようになります。

便秘が長く続いている人は骨盤ダイエットに取り組む際、痛みを感じることがあるのでおなかをマッサージするなどの対応が必要です。

骨盤のストレッチ方法

立った姿勢で、肩幅に足を開き骨盤を前後に揺らす気持ちで腰を動かします。歪みがある人は後ろに動かしにくく、無理をすると腰を痛めることがあるので、少しずつ行いましょう。腰を大きく回すのもストレッチになって、必ず右と左両方回すようにします。どちらか回しにくいほうがある人は歪みが出ているので、回しにくいほうを少し多めに回しておくと効果的です。

仰向けに寝て膝を立て、その膝を左右に倒すことで腰をひねり、骨盤周りをストレッチします。両膝をそろえて行い、倒した時にその場でしばらくキープさせるようにしましょう。仰向けのまま両膝を胸につくように抱えて、頭を持ち上げるようにしたり、お尻を持ち上げるようにして体を揺らすことも有効性があります。

骨盤スクワットとは?そのやり方

骨盤の歪みを正しつつ、筋肉強化にもつながる骨盤スクワットは、普通のスクワットとは違って足先の向きに注意しながら行います。

両足を肩幅に開いたらつま先はできるだけ外側に向け、バレリーナのように外に向けばよいですが無理しない程度に向けて、45秒ほどかけて腰を落とし、15秒で戻すスロースクワットです。

足先を外に向けるだけでなく、内側に向ける方法も行い、足幅は初めの肩幅よりも少し広くして足先を内側に向けたら、膝も内またのように両膝をつける気持ちで腰を落とします。

同じように45秒かけて膝がつくまで腰を落とし15秒かけて戻します。何度も行えばいいものではなく、とにかく丁寧にしっかりと行うことが大切で、1日1回でも構わないので続けていくようにすることが肝心です。体がふらついてしまうときには、壁に手をつきながら行うとよいでしょう。

骨盤底筋のエクササイズ

骨盤底筋を鍛えるためのエクササイズはいくつか方法がありますが、一番簡単なのは力を入れたり緩めたりする方法です。肛門に力を入れたり緩めたりする、あるいはおしっこを途中で止めるような感覚で力を入れたり緩めたりします。内太ももに力を入れる意識でも、骨盤底筋が鍛えられます。足の間にタオルを挟んで押しつぶすような感覚です。

しゃがみこんでつま先立ちになり、膝を開いていくやり方があります。しゃがんだ姿勢で椅子につかまって行うとやりやすく、足を右に開いて閉じる、今度は左に開いて閉じるをゆっくり繰り返します。

この方法を10回程度繰り返しても骨盤底筋のエクササイズに役立ちますが、しゃがんだ姿勢で行うため、膝に負担がかかりますから、関節が痛い人は避けたほうが良いです。

骨盤枕による寝るだけダイエット

仰向けで寝るときに腰と床の間に骨盤枕を挟んで、軽く腰が伸びるような状態で行います。足は軽く腰幅に開いてつま先はハの字になるように両親指を軽くつけます。

腕はまっすぐ頭の上に伸ばし、手のひらは床側に向けて両小指がつくようにし、呼吸は普通に行い、この状態をしばらくキープするやり方です。理想は5分間ですが、初めのうちは腰に痛みを感じやすいので20秒程度から徐々に長くしていきましょう。

骨盤枕は、自分でタオルケットを丸めて作ることもできます。重みでつぶれることも考慮し、直径が15センチ程度になるように丸めて細長くして、腰の下に横置きにします。

起き上がるときに、そのまま起きると腰を痛めやすいので、骨盤枕を取ったら体を横向きにしてからゆっくり置きましょう。