ダイエット失敗?体重は減ったけど皮膚がたるんでしまった時の対処法

ダイエットに成功し、体重が減少したものの、お腹や腕の皮膚がたるんでしまう方がいます。そうなると見た目もあまり良くないものになってしまいます。そこで大切なのが、なぜ皮膚がたるんでしまうのか原因を知り、正しいダイエット方法を身につけることです。

皮膚をたるませる原因とは

皮膚をたるませる最大の原因は、極端なダイエットによる急激な体重減少に理由があります。ヒトの肌は体内の脂肪や筋肉の量によって、伸び縮みする性質があります。そのため体内の脂肪や筋肉が増加してしまうとその分皮膚も伸びます。一方、少しずつ体内の脂肪や筋肉が減ると、皮膚もそれに合わせて少しずつ縮みます。

しかし極端なダイエットによって急激に体重が減少すると、その分脂肪は一気に減少します。けれども、皮膚は急に縮むことはできません。そのため急に体重を減らしてしまうと、これまで体重増加によって伸びてしまった皮膚が余ってしまい、皮膚がたるんでしまうのです。特に腕やお腹周りは脂肪がたまりやすい部分のため、体重減少によって皮膚がたるみやすくなります。

急激な体重減少による皮のたるみ

急激に体重が減ってしまうことによって皮がたるんでしまうのは、突然これまで皮膚を支えていたものがなくなってしまうために起こります。皮膚は体重に合わせて伸び縮みします。そのため、体重が増えればその分皮膚は伸びますし、少しずつ体重が減ればその分少しずつ縮みます。

しかし、急激に体重が減少すると、その分急激に脂肪や筋肉の量も減少します。すると皮膚は、これまで支えとしていたものを突然失ってしまいます。この時、皮膚も脂肪に合わせて縮むと良いのですが、皮膚は急に縮むことができません。

また、筋肉の量が減少することで新陳代謝も悪化し、皮膚の再生能力も低下してしまいます。すると支えが失われ、余ってしまった皮膚が重力に負け、たるんでしまうのです。

皮下脂肪の蓄えすぎや筋肉量の減少

皮膚がたるむ原因は支えがなくなってしまうことに理由があります。そして支えが失われやすい理由として、太り方も大きな要因となっています。

脂肪は余分な栄養が蓄えられている部分ですが、つく部分によって、さらに「皮下脂肪」と「内臓脂肪」に分けられます。「内臓脂肪」は血行の良い内臓や栄養吸収に関係する内臓に付着しやすい脂肪です。一方、「皮下脂肪」は皮膚の下につきやすい脂肪となります。

このうち、「皮下脂肪」は主に長期的なエネルギーの保存、体温の保持、外部の衝撃から内部を守る働きを持っています。そのため、ある程度はヒトにとって必要なものになります。そして「皮下脂肪」の量が増えると、その分皮膚も伸びて対応するようになります。けれども、急激なダイエットによって「皮下脂肪」が減少してしまうと、皮膚は支えを突然失ってしまうのです。

この時「皮下脂肪」が減少しても、筋肉がある程度あると、それが支えとなります。けれども、急激なダイエットは筋肉の量も減らしてしまう恐れがあります。すると支えとなるものが何もなくなってしまい、皮膚が余ってしまうのです。

基礎代謝の低下で皮膚の再生能力が低くなる

急激に体重が減少すると、基礎代謝も低下しやすくなります。ヒトは食事から様々なエネルギー源を得ています。しかし極端な食事制限を行うと、ヒトは食事からエネルギーを得ることができなくなるため、体内にある脂肪や筋肉を燃焼させて、エネルギーを得ようとします。

そのため、脂肪や筋肉の量が減り、体重が減少するのですが、この時身体はエネルギー不足となり、基礎代謝が低下してしまいます。皮膚は日々、新しい細胞が生まれることによって、体内の脂肪や筋肉の量に合わせていきます。

けれども基礎代謝が低下すると、新しい細胞が生まれる力も低下します。すると体内の脂肪や筋肉の量に合わせることも難しくなってしまいます。それだけでなく、古い細胞が残りやすくなることで、シミやしわなどの、様々な肌トラブルも起きやすくなってしまいます。

どうすれば皮のたるみを予防できるの?

皮膚のたるみは急激な脂肪の減少と、筋肉量の低下によって起こります。そのため、皮のたるみを予防するためには、少しずつ体重を減らすことと、筋肉量を維持・増加させることが重要となります。

皮膚は少しずつなら内側の環境に適応する力を持っています。そのため、皮膚の生まれ変わりのサイクルに対応できるよう、少しずつ体重を減らしていきます。具体的には、一日に必要なカロリー数は摂るように心掛けることが大切です。

また適度な運動を行い、筋肉量を維持・増加させることも重要です。筋肉は皮膚を支えるだけでなく、新陳代謝を促進する働きもあります。新陳代謝が良くなれば、肌の生まれ変わりも良くなるため、体重の減少に合わせて皮膚も縮みやすくなります。

極端な食事制限や急激なダイエットをしない

皮膚のたるみは急激に脂肪を減らすことによって起こります。そのため、最も大切なのは極端な食事制限や、急激なダイエットをしないことです。

断食や単食ダイエットなど、極端な食事制限や急激なダイエットは、体内に入るエネルギー量を減らすことで、体内にある脂肪の燃焼を促進させます。しかし、この時脂肪だけでなく、筋肉も消費されてしまいます。すると、急激に脂肪や筋肉の量が減り、皮膚がたるみやすくなるだけでなく、皮膚の生まれ変わりのサイクルも乱れやすくなります。

そのため、大切なのは極端な食事制限やダイエットをしないことです。魚や野菜など、様々な食材をバランスよく、3食きちんと食べるようにします。カロリーも気にされるかと思いますが、1日に最低限必要なカロリーはしっかりと摂るようにします。

食事で大切なのは、脂肪になりやすいものを摂らないようにすることです。また、ダイエットをするとどうしても筋肉量が減少しやすいため、適度な運動も心掛けるようにします。

皮膚がたるんでしまったときの対処法

もし皮膚がたるんでしまった時は、運動で筋肉を作り、支えを作ることが重要となります。筋肉量を増やすことで基礎代謝を良くして皮膚の生まれ変わりを良くするとともに、皮膚を支える土台も形成されます。

さて、運動には大きく分けて「有酸素運動」と「無酸素運動」があります。「有酸素運動」はゆっくり行なうことで酸素を使う運動のことで、例えばウォーキングなどが挙げられます。一方「無酸素運動」は一気に筋肉を使うことで酸素をあまり使わずに行われる運動のことで、例えば筋トレ等が挙げられます。

このうち、筋肉の増加に効果的なのは「無酸素運動」になります。筋肉はある程度負荷を与えると、筋肉が少し壊れ、一時的に筋肉量が低下します。その後回復する途中で再度負荷を与えると、回復の力が増し、筋肉量が増加します。

そのため筋肉の量を増やすためには、一定の間隔を開けて筋肉に負荷を与える運動を行うと効果的です。ただしこの時、一気に負荷をかけすぎてしまうと筋肉が傷ついてしまう恐れがあるため、運動量は少しずつ増やし、ある程度間隔も開けるようにします。

クリームでマッサージ!肌の再生を促す

皮膚のたるみを解消する方法の一つとして挙げられるのが、クリームでのマッサージです。クリームでマッサージをすると、血行が促進され、新陳代謝が良くなります。また、クリーム自体にも引き締め効果や保湿効果があり、肌を健康に導く効果が期待できます。

肌に十分に栄養が行きわたり、保湿されることによって、肌の状態は良くなります。すると肌の再生能力も良くなり、皮膚が縮みやすくなります。ただしこの時注意が必要なのが、クリームでマッサージをするだけでは効果が薄い可能性があることです。

肌の状態を良くしても、体内の筋肉量が少ないと、支えそのものが少ない状態になってしまいます。また、新陳代謝もあまり良くない状態になります。そのため、クリームのマッサージと併用して、適度な運動を行うことも大切です。

適度な運動で筋力と代謝のアップを

皮膚のたるみを防止するのに重要なのが、筋肉量と新陳代謝の増加です。筋肉量が増加することで、皮膚の支えが出来上がります。また、筋肉量が増加すると新陳代謝は良くなりますが、適度に運動することでさらに新陳代謝が促進されます。

けれども、ここで一気に筋肉に負荷をかける運動を行ってしまうと、今度は筋肉を傷つけてしまう恐れがあります。そのため、適度な運動が大切になります。

具体的にはウォーキングなどの「有酸素運動」は毎日少しずつ行い、新陳代謝を良くします。筋トレなどの「無酸素運動」は若い方なら毎日少しずつ行っても可能ですが、ある程度年齢を重ねている方の場合は1週間に2~3回程度にします。

年齢に応じて、筋肉の回復の強さが異なるためです。また、一度に運動の量を増やしてしまうと強い負荷となってしまうため、量は少しずつ増やすことを心掛けましょう。

たるみを取るには手術が必要になることも!

皮膚のたるみはある程度は運動やマッサージなどを続けることで解消することができます。しかし、あまりに皮膚のたるみがひどい場合は、手術が必要となることもあります。具体的には手術で胃を小さくした場合や、出産後、脂肪吸引を行った場合などが挙げられます。

この時、運動で筋肉量を増やしたとしても、それ以上に皮膚が余ってしまっているため、なかなかたるみを解消することはできません。そのため、手術で余った皮膚を切除する必要があります。

確かに手術を行えば、確実に余った皮膚を取り除くことができます。しかし、手術を行えばそれだけ費用がかかりますし、入院も必要となります。また、手術跡が残ってしまうこともあります。そのため、何よりも急激なダイエットをしないで、皮膚のたるみを防ぐことが重要となります。