ニンジンスムージーの効果とは

身近な野菜であるニンジンをスムージーにして取り入れることで、体の機能に役立つ栄養成分の吸収率を高めることができます。

普通に食べるよりも効率的に摂取できるニンジンスムージーの効果や利点を知り、健康に役立てましょう。

野菜とフルーツで作るスムージーが話題

ダイエットなどを考えている人が食事を抜いてしまうと、栄養が不足して体調を崩したり肌がボロボロになる、脳がうまく働かないなどの症状が出ることがあります。

置き換えダイエットなどで食べてもカロリーを総合的に減らす方法が注目される中、食べたほうがより健康的で痩せやすい体質になることがわかり、その代表格といえるのが野菜とフルーツで作るスムージーです。

脂肪を燃焼させたり筋肉量を増やすためにもたんぱく質やミネラル、ビタミン類は摂取する必要があり、野菜とフルーツは酵素や酵母をとることができて、酵素は脂肪をエネルギーに変えて燃焼させるために欠かせない存在であり、酵母は糖を分解して過剰に吸収されるのを抑制してくれます。

また豊富な栄養成分や酵素は、細胞を作るうえでも重要で、美肌・美容のことを考えても野菜とフルーツで作るスムージーは有効性が期待できます。

材料をそろえてミキサーにかければ簡単出来上がり

野菜を大量にとるためには煮込むのが良いとされますが、温度が高くなってしまうと酵素や酵母が働かなくなってしまいます。60℃程度でも10分経ってしまうとダメになってしまうことが分かっています。

だからといって生だと多くの量をとることができないですし、野菜やフルーツの細胞壁はなかなか破れず、消化液だけでは不十分で栄養の吸収効率が悪くなってしまうのでもったいないです。

細胞壁をうまく壊しながら、酵素や酵母の働きもほとんど阻害しないのがミキサーであり、一口大に切ったものをすべてまとめてミキサーにかけるだけで、だれでも数分で手軽にスムージーを完成させることができます。

野菜やフルーツの種類や分量を変えるだけで、好みの飲みやすさにすることが可能ですし、飽きが来ない工夫をできる点も魅力です。

ニンジンを使うと脳にいい効果が!?

休みを十分にとっていてもすっきりしない、いつでも眠かったりやる気が起きないというとき、体に疲れがたまっているだけでなく、脳にも疲れがたまっている可能性があります。リフレッシュしたつもりでもあくびが頻繁に出たり、記憶力や集中力の衰えなどを感じたらニンジンを摂取するようにしましょう。

ニンジンはβ-カロテンやアミノ酸、ビタミンにミネラルなどがありますが、ほかにα‐カロテンやルテオリンなども含まれています。こうした栄養を取り入れることが脳にとって大切で、疲れをうまく取り除いていかないと脳細胞が影響を受けて、伝達がうまくいかなくなったり忘れっぽくなるなどの心配も出てきてしまいます。

年齢を重ねてからは特に回復力が衰えてしまうので、ニンジンの成分のサポートを借りましょう。

ニンジンの健康への効果はいろいろ

ニンジンにもいろんな種類があって、漢方などでも使われていますが、野菜として頻繁に口にしているニンジンもたくさんの栄養が含まれていて、健康に役立てることが可能です。β-カロテンはニンジンの鮮やかな色を出しているカロテノイドの一種であり、高い抗酸化力があります。

β-カロテンはビタミンAに変換されますし、ほかにビタミンB1にB2・B6やビタミンC、ナイアシンに葉酸、パントテン酸などがあります。ミネラルではナトリウムのほか、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどを体を構成するのに必要な成分が入っていて、リンや鉄も含まれています。

不足しがちなミネラルを補いたいときにも適した野菜です。

食物繊維に飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸などもあるため、ダイエットや美肌に役立つだけではなく、血中内の中性脂肪のコントロールをしたり、アレルギー症状の緩和、老廃物の排出などの促されるため健康的な効果がいろいろ期待できます。

カロテン豊富で肌の老化を防いでくれる

カロテンなどのカロテノイドは天然の色素であり、強い抗酸化力がありますから、体を衰えさせてしまう活性酸素が体内で増えてしまったときにもカロテンのパワーにより抑えられ、肌の老化を防いでくれるうれしい成分です。

紫外線を浴びると活性酸素が作られ、それに反応して肌を守るためにメラニンが生成されます。メラニンの量が過剰になってしまうとシミの原因になってしまいますが、紫外線を浴びてもカロテンが活躍してくれればメラニンが増えてしまう心配もなくなります。

シミは肌の老化を感じさせるものであり、見た目の年齢も高めてしまいから、体の内側からきれいにしていくことを考えるなら、ニンジンを取り入れてカロテンやたくさんの栄養成分を取り入れるとよいでしょう。

ビタミンAが肌を修復して乾燥肌に効果的

皮膚を構成するビタミンAは、修復する際にも必要な存在です。紫外線によるシミだけでなく、肌はいろんなものから刺激を受けており、肌荒れして乾燥肌が進んでしまうと、外からの刺激に弱い肌になってしまいます。

カサカサした肌になるだけではなく、菌やウイルスの侵入も許しやすくなってしまいます。正常な肌のターンオーバーが行われなくなってしまうと、いつまでも古い角質層が残ってしまい、余計に乾燥やカサカサがひどくなっていってしまうため、ビタミンAで修復力を高める必要があります。

ニンジンに含まれているβーカロテンは、ビタミンAが不足してくると体内で一部のβ-カロテンが変化してビタミンAとなってくれるため、とても効果的に肌質を改善させてくれる成分です。

さらに皮膚の免疫力を高めてうるツヤ肌に

乾燥してかさついている肌は、バリア機能が衰えている状態です。ウイルスや菌の侵入を許してしまい、炎症が起きやすくなったり、かゆみやかぶれなどが起きやすい状態になってしまいます。

ニンジンの摂取を続けることで、細胞が活発になり修復が行われ、きめが戻れば水分の蒸発も防がれて、潤いが保てる肌に次第に戻ってきます。潤いが十分になれば肌のバリア機能も回復、外からの刺激に強い肌にさせることが可能です。

ビタミンやミネラルに抗炎症作用があるほか、強力な抗酸化力が免疫機能を正常に保つことに役立つため、肌トラブルの解決に役立ってツヤ肌に導いてくれます。ルテオリンはフラボノイドの中でも強い抗アレルギーや抗炎症作用がある栄養成分であるため、肌の機能回復にも役立ちます。

ニンジンをスムージーに使う時のポイント

ニンジンの成分を余すところなく取り入れるためには、皮をむかずにそのまま使うことが大切です。またスムージーを作るために使うミキサーも、できるだけ細胞壁を破壊できるように粉砕する力が優れているものを選びましょう。

ニンジンの種類や色合いによって、成分量には多少違いがあります。金時にんじんは一般的なニンジンよりも葉酸が豊富であることが分かっていて、食物繊維の含有量も多くなっています。ただ、β-カロテン量はそれほどでもないので、目的に合わせて使い分けるのがよいでしょう。

作り置きをしてしまうと失われてしまう栄養成分もあるので、できれば1回分ごと作って飲むようにしたほうが良いです。ニンジンを保存するときは新聞紙などにくるんで冷蔵庫に入れて置き、スムージーに必要な分だけ取り出すようにするとよいです。

加熱またはビタミンCを加えてアスコルビナーゼの働きをブロック

野菜にはたくさんの酵素がありますが、ニンジンに含まれている酵素であるアスコルビナーゼは、ビタミンCを酸化させてしまう、酸化酵素です。

ニンジンをミキサーにかけることでアスコルビナーゼが活発化することが分かっていて、ニンジン自体に含まれているビタミンCも、同時にミキサーに入れたほかの野菜やフルーツのビタミンCも酸化型ビタミンCに変えてしまう恐れがあります。

酵素は高温でダメになるわけですから、酸化型ビタミンC量を増やしたくない場合には過熱させることでアスコルビナーゼの働きをブロックできますし、新たにビタミンCだけを追加して摂取すればアスコルビナーゼの働きの影響を受けにくくなります。

酸化型のビタミンCを摂取しても体内に入ると、還元型ビタミンCとして存在することが多いため、あまり酵素を意識する必要はないという考え方をしている専門家の人もいますから、好みでひと手間かけるか判断するとよいでしょう。

ニンジンとリンゴのスムージーが脳の炎症を抑えるとTVで話題に

各分野の専門家の方が教壇に立ち、いろんな情報をわかりやすく教えてくれる番組、日本テレビで行われている世界一受けたい授業の中で、脳科学者として知られる茂木健一郎先生が出演した際、取り上げたのが脳に良いスムージーのレシピであり、ニンジンを使ったものです。

ルテオリンの強い抗炎症作用が脳にとって有効性があるとの考えのもと考案されており、ニンジンだけだと飲みにくい場合がありますが、この脳に良いスムージーは、リンゴも用いられています。

レシピは、ニンジン1本にリンゴを4分の1個分、さらにカットパイン2枚に、はちみつを大さじ1、水大さじ5、レモン果汁を少々です。ニンジンやリンゴは皮をむかずにそのまま使用し、粉砕しやすくするため、適度な大きさにカットしてからミキサーにかけます。

脳が疲れて炎症を起こしやすい状態になっていると、記憶力が低下したり学習能力も落ちてしまうため、ルテオリンを得られるニンジンとリンゴのスムージーは、疲れを感じているとき勉強時などに飲むようにすると、脳の効率アップが期待できます。