体にも頭にもいいと言われるDHAが気になる!

あらゆる食べ物があふれる飽食の時代でありながら食生活の乱れから栄養が偏り・不足している現代人。それを補うためにさまざまなサプリメントが巷にはあふれています。

DHAもその一つ。身体にも頭にもいいと言われる成分DHAについて詳しく見ていきましょう。

賢くなる栄養素DHAについて知りたい!

DHAはドコサヘキサエン酸の略。人間の脳に多く存在する成分です。特に記憶学習に関係する仕事を行う海馬には他の部分よりも2倍以上のDHAが存在しており、賢くなるための栄養素として有名です。小学校に入ってから受験をするまでの子どもたちに与えたり、少しでも仕事で成果を出そうと摂取する方もいるでしょう。

DHAを摂取することで神経伝達物質が増えて脳の伝達機能が活性化、その結果脳機能が低下するのを抑制することになるのです。

摂取していれば天才児が生まれるというわけではありませんが、まだ発育段階の胎児・幼児に与えることで脳や神経細胞の発達が目覚しくなりますし、小学生でも摂取した子の方がしない子よりも読解力が向上したという例もあります。

どんな食品に含まれているの?

DHAは脳だけでなく目の網膜・心臓・胎盤・精子・母乳とあらゆる部分に存在する成分です。それでいて体内ではほとんど作られることがないため取り入れてやる、すなわち食事を通じて摂取するしかありません。

DHAは主に魚の脂肪に多く含まれています。頭を良くするには魚を食べるのがいいのです。それ以外にもしそ油やえごま油・アマニ油といった健康油でも摂取できます。これらに含まれるαリノレン酸という成分が体内に入るとDHAに変わるのです。ナッツ類から取ってもよいでしょう。

とにかく毎食、魚メインの献立にする必要はありません。お肉や卵にだって含まれています。肉は豚の脂身部分や鶏の皮の部分に多いのでその部分を捨ててしまうのはもったいないことです。

学習向上効果だけじゃない!DHAの効果

DHAの効果はかしこくなれるだけではありません。今注目されている理由として血液サラサラ効果もあります。食生活の欧米化もあり現代人の血はドロドロです。血の巡りが悪くなると栄養や酸素が体中にうまく行き渡りません。

さまざまな病気を引き起こす原因となっているのです。血栓もできやすくなり心筋梗塞や脳梗塞など命に関わることも。お魚を食べてDHAを取り入れ、元気に長生きしましょう。

花粉症やアトピー性皮膚炎の予防や視力の回復・ストレスをやわらげるといった効果も期待できます。パソコンで疲れ目になり・仕事や人間関係のストレスが溜まりに溜まっている、そんな現代人にさまざまなよい効果をもたらしてくれるというわけです。

油脂だけど食べ過ぎても大丈夫?

DHAは我々の身体に必須の脂肪酸です。脂肪酸とはいわゆる油脂を構成するもと。となるとダイエット中の方にとっては避けて通りたいところですが、それは肉や乳製品といった動物性食品に含まれる飽和脂肪酸の方。

こちらは取りすぎると中性脂肪・悪玉コレステロールを増やし動脈硬化になる危険性のある油脂で食べすぎには注意したいところ。一方で、DHAは高度不飽和脂肪酸のαリノレン酸からつくられる脂肪酸。リノレン酸というのは植物プランクトンに多く含まれているためそれを餌とする魚介類に多く含まれているのです。

食べ過ぎたからといって副作用の心配はありません。血液をサラサラにし、更にはコレステロール値の上昇を抑える働きもあるためダイエットに効果的な油なのです。

EPAとはどこが違うの?

DHAサプリを見るといつもセットで配合されているEPA。こちらはエイコサペンタエン酸の略で同じく魚に多く含まれている脂肪酸の一つです。こちらは脳には存在していません。

どちらかというと乳幼児の脳や神経発達にはDHAが、血液サラサラ化にはEPAがおすすめなので、子供にはDHAを大人にはEPAを多く与えてやるのがよいのです。EPAも体内で製造することができないため食べ物を通じて取り入れてやる必要があります。

さんまやいわし・鮭・ブリ・マグロなどDHA・EPAともに含まれている食材はさまざまあります。何歳までDHAで何歳からEPAを取らなければならないのかなど深く考えることなく、とにかく毎日の食生活をバランスよく、ということに気をつければよいのです。

継続して摂取したいけど、毎日魚を食べるのは大変

周りを海に囲まれた日本、だからこそ昔の日本人は魚食が中心。毎日毎日魚を食べることでDHAもEPAも必要量きちんと取れていました。とはいえ、欧米の食生活が入ってきて今は肉中心の生活となっています。

ただでさえ子どもたちは魚より肉の方が大好きですし、魚だと骨をとるのが面倒という子どもたちと、買ってきても調理法が分からない・捌くことなんてやったことないし魚の目が怖いなんていうママたちで毎日どころか週に1度魚を献立に加えることさえ大変な時代となってきています。

そんな中、DHAが不足する子供・EPAが不足する大人の数も年々増えていっているのです。でもわざわざ捌かなくてもスーパーに行けば切り身のお魚がほとんどです。簡単レシピを知ってできるだけ取り入れるようにしましょう。

毎日の食事に取り入れる簡単レシピ

まず注意しなければならないのが、熱を加えることでDHAは脂肪と共に逃げ出していってしまうということ。手抜きメニューにも見える刺身、すなわち切るだけで生のままのものが最もDHAが多いのです。

焼いたり煮たりすればそれだけで80パーセントも逃げていってしまいます。刺身なら調理も食べるのも簡単ですね。お野菜を乗っけてカルパッチョにすれば洋風にもアレンジできます。

切り身を買って来たら、脂をできるだけ逃さないためにもホイル焼きなどのメニューが最適です。こちらもアルミホイルに乗せてお野菜などと一緒に包んでオーブントースターなどで焼くだけ。簡単です。

もちろん、過熱する際に出てきた脂も一緒に利用するブリ大根や魚の煮物などもおすすめです。できるメニューから少しずつ練習していってください。

サプリメントを活用するのもOK!

とはいえ何かと外食が多かったり、調理をする暇がないという方も最近は多いでしょう。そんな方はもっと手軽にDHAを取り入れる方法としてサプリメントを活用してみてください。DHAだけでなくEPAもセットになっている商品も多いです。

サプリメントの場合、栄養成分が凝縮されて入っているので1粒か2粒、規定量を摂取するようにしましょう。頭の回転を良くしたいからと大量に摂取していると、効果がアップするどころか副作用が起こる危険性も出てきます。

用法用量を守りながら毎日続けることで、少しずつ良い効果が現れるのです。小さなお子さんにカプセルを飲ませるのが大変、というなら最近はDHAいりのお菓子などの商品もさまざま出てきており、こちらもおすすめです。

うつ病にも効果があるって本当?

ストレスも多く忙しい現代人。うつ病にかかっている方も増加してきました。症状が悪化すると自殺してしまう危険性もあるうつ病、これの改善にもDHAは良い効果をもたらすのです。魚の消費量が多い国ほどうつ病発症率が格段に低いというデータもあります。

うつとDHAの関係性について詳しくはまだ分かっておらず研究中です。とはいえ、現代の生活の中でストレスをゼロにすることは不可能です。

魚を食べることで、あるいはDHAのサプリメントを服用することで死を選ぶことなく職場や学校に行くことができるようになるというのですから試してみてはいかがでしょうか。魚を食べる国だと若者が落ち着き、殺人の件数も減ると言われています。

認知症にも効果があるって本当?

脳を活性化させてくれるDHA。子どもたちや成人にはもちろんのことながら、高齢者にとっては認知症予防に役立つとされています。認知症にはアルツハイマー型・脳血管性認知症の2種類があるのですが、DHAを投与することで脳血管性認知症患者の8割近くに改善が見られたそうです。

死滅することなく残っていた脳細胞が活性化されたためです。また、脳細胞の働きを助ける栄養素・NGFの産出量が増えることでアルツハイマー型の改善にも役立つとされているのです。EPAと一緒に摂取すれば血栓の予防効果もあり、更におすすめです。

その両方を豊富に含んでいる青魚を食べたり、サプリメントを服用することでDHAとEPAを取り入れ認知症予防しましょう。