健康にも美容にも効果アリ!大麦黒酢について

大麦黒酢は穀物酢の一種です。白米の代わりとして食べられてきた押麦ですが、肝臓を正常化する働きがあり、心血管疾患の予防にも効果があるとされ、注目されています。

コレステロールや血圧の低下にもつながり、芳醇なコク、まろやかな甘み、柔らかな酸味が特徴です。

大麦黒酢ってなんだろう?

黒酢は玄米から作られますが、大麦黒酢は大麦のみを使用して作られます。瓶や樽の中で2か月以上かけて熟成させる静置発酵法で作られます。糖化、アルコール発酵、酢酸発酵が緩やかに同時進行します。

大麦黒酢はカルシウムが黒酢の12倍、カリウムは7倍と栄養価が高く、メチオニンというアミノ酸は3倍も多く含まれています。髪や爪を作るシスチンというアミノ酸も豊富で、美肌や美髪にも効果をもたらしてくれます。

メチオニンは肝臓に働きかけて肝機能異常を抑制してくれます。カリウムはナトリウムを体外に排出する働きがあり、デトックス効果が高く、血圧を下げ、むくみを解消してくれます。カルシウムとマグネシウムは骨を作り、丈夫にしてくれます。

大麦黒酢と米黒酢の違い

食酢品質表示基準によれば米黒酢は原材料として精米していない米を使うか、これに小麦や大麦を加えたもので米の使用量が穀物酢1リットルにつき180グラム以上あることが必要です。発酵や熟成で褐色や黒褐色に着色されます。

一方大麦黒酢は原材料として大麦のみを使い、大麦の使用量が穀物酢1リットルにつき180グラム以上あることが必要です。発酵や熟成で褐色や黒褐色に着色されます。説明からもわかる通り、原料の違いで分類されます。

アミノ酸が豊富で褐変反応を起こすことから熟成期間に黒褐色に変化するのが特徴です。味の違いもあります。大麦黒酢は米黒酢に比べて酸味が弱く、さっぱりとした味わいです。

メチオニンやシスチンといったアミノ酸、ミネラルのカリウムが豊富で、マグネシウムも含んでおり、米黒酢よりも栄養価が高くなっています。

必須アミノ酸たっぷりの大麦黒酢に含まれる成分について

大麦は酒の原料になる二条種とみそやしょうゆに使われる六条種があります。大麦黒酢の原料になる大麦はカルシウムや食物繊維が豊富です。ビタミンB1やビタミンB3(ナイアシン)も含んでいます。アミノ酸の含有量が多く、9種類の必須アミノ酸のうち8種類を含んでいます。

黒酢の酢酸は体内でクエン酸になります。必須アミノ酸を豊富に含んでいるだけでなく、うまみ成分のグルタミン酸も多いので飲みやすくなります。アミノ酸は体内の余分な脂肪を燃焼分解してくれるだけでなく、余分な糖や脂肪を体外に排出してくれる働きをしてくれます。

健康と美容に役立つだけでなく、体質改善もできます。独特のうまみと芳醇な香り、アミノ酸の量とバランスがすぐれていることが大麦黒酢の特徴です。

大麦黒酢の健康効果とは?

大麦黒酢の健康効果は血液をサラサラにしてくれるので高血圧予防、抗酸化作用、がんの抑制、生活習慣病予防など多岐に渡ります。胃の粘膜を保護してくれたり、疲労回復効果が高いといったものもあります。

イライラや精神不安定を抑制してくれたり、便秘の改善や肥満予防にも効果をもたらしてくれます。成長ホルモンを活性化させてくれるので肌を白くしてしみやしわから保護してくれるという働きも注目されています。

血液の流れを良好にしてくれるので血圧を安定させ、細胞の隅々にまで栄養をいきわたらせてくれる作用もあります。脂肪蓄積を予防改善し、肝機能を改善させ、高脂血症を予防します。コレステロールと血圧を低下させてくれるので継続的に摂取すると血圧の上昇を抑制してくれます。

肝臓を元気にする肝機能改善効果とその理由

大麦黒酢を与えられたマウスはGOTやGPTを増加させることが明らかになっています。米黒酢ではこの現象は見られません。

GOTはアミノ酸を作り出す酵素で、GPTも同様ですが特に肝臓に多いことが知られており、GOTとGPTが増加するということは肝臓、心筋、筋肉などの細胞に異常があるかどうか、肝機能障害があるかどうかのスクリーニングになります。

さらに投与量を増やすと肝臓中のコレステロールと中性脂肪の増加を抑制する働きがあることが明らかになっています。これらはアミノ酸の働きによるものです。メチオニンやシスチンといった肝機能を高めるアミノ酸が豊富に含まれていることから、肝機能を高めてくれます。

体内に入ったアルコールの分解も代謝を高めて促進してくれます。

アンチエイジング効果もある大麦黒酢の美肌効果

アミノ酸やクエン酸の含有量が多いことはアンチエイジング対策にも効果があるといえます。肌に良い成分がバランスよく含まれていることやクエン酸を利用したキレート作用が期待できることは肌や体を若々しく保つことができることにつながります。

キレート作用とはアミノ酸とミネラルが結合することでデトックスを促進させ、体内を健康に保ってくれる作用のことです。成長ホルモンの分泌を促進する働きもあることから美肌にも効果が期待できます。

免疫機能を活性化させ、細胞増殖を促進させ、コラーゲンを生成促進してくれます。ポリフェノールがたっぷり含まれているので抗酸化作用に優れ、体の錆を除去してくれるだけでなく、シミやしわの原因となる活性酸素を除去してくれます。

大麦黒酢はダイエットに向いている?

中性脂肪を抑制し、高脂血症、肝脂肪、高血圧を予防してくれるだけでなく、炭水化物の吸収を抑制してくれる働きもあることから、ダイエットに適していると考える方が多く、健康ドリンクとして親しまれています。

アミノ酸、ビタミン、ポリフェノールをたっぷりと含んでいるため、疲労回復や二日酔い予防、美肌などにも効果が高いため、普段から摂取していると体が疲れにくくなります。

ダイエット中に起こるイライラを解消してくれたり、腸内環境を整えてくれたり、カルシウムの吸収を助けてくれたりとダイエットを支援してくれる働きもあります。

有機酸がたっぷり入っていますので脂肪燃焼効果も高いのでダイエットに向いているといえますが、あくまで健康食品ですので即効性を期待することなく、体質改善の一環として摂取するのがおすすめです。

大麦黒酢は口当たりがいい?飲みやすい理由とは

血液をサラサラにしてくれたり、疲労回復効果が高かったりするのは遊離アミノ酸が原因となっています。アミノ酸の含有量は原料や遊離アミノ酸の量とバランスによって変わります。同じ壷づくりでも仕込みによって同じ物ができるとは限らないほど繊細なものです。

JAS規格では酢1リットルにつき米40グラムを使用していれば米酢と表記できます。米だけで酢をつくるのには酢1リットルにつき米120グラムが必要となりますが、この不足分をアルコールで補っています。

アルコールは製造過程で酢に変わります。そのため原料の糖化、アルコール発酵、酢酸発酵という工程が同じでも完成品は状況や条件によって変わってきます。大麦黒酢は発酵が長いので酸味が少なくなります。

一般の酢や黒酢よりもまろやかな味ですが、アミノ酸の含有量によって味に違いが出てくることは否めません。

更に飲みやすくするおすすめの飲み方

大麦黒酢を飲むと酸味が気にならないとは言いますが、酢が苦手な方はかすかな酸味が気になるかもしれません。そんな時にのみやすくしてくれるのが水とはちみつです。栄養価と甘みがプラスされますからおすすめです。

牛乳や紅茶で薄めて飲むと味がまろやかになります。ざくろ、梅、ブルーベリー、アサイーなどの果汁を加えて飲むとヘルシーで美味しく飲めます。パイナップルやバナナを細かくカットして大麦黒酢をかければスイーツになります。

夏なら冷たくした炭酸水に入れて飲むとすっきりした気分になれます。サラダにドレッシングとして利用するのも便利です。レタスに大麦黒酢、バスサミコ酢と粉チーズをかければおしゃれなサラダが出来上がります。

酢の酸味が苦手な方は熟成が長い期間のものを購入するのがおすすめです。

一日に何回どのくらいの量を飲めばいいのか

大麦黒酢の1日の必要摂取量は15mlから20mlといわれています。おちょこ1杯分くらいで十分に健康と美容に役に立ってくれます。1日の上限は30mlです。料理に入れて食べれば1食にスプーン1杯ずつ使えば十分な量になります。

スープやサラダ、お肉やお魚にも合いますし、熟成の長いものであれば酸味がきになりませんから、料理の味にも影響しません。水で薄める場合には4倍以上にすると飲みやすくなります。空腹のときに飲むと胃が荒れてしまう可能性もありますので食事中か食事後に飲むのがおすすめです。

消化吸収を助ける働きがありますので飲み物として飲むときは食後がおすすめです。栄養バランスのとれた食事をしたうえで栄養補助食品として摂取することが大切です。