大人ニキビは予防が大切!顔の吹き出物の原因や治し方

大人になってからも吹き出物に悩まされるケースは少なくありません。スキンケアに力を入れて、皮脂を落とせるよう気をつけているはずなのにと不思議に感じている方もいるでしょう。実はニキビといっても原因や種類は一つではないため、学生時代と同じケアをしていても大人の吹き出物には効果がない場合があります。

外からの刺激はもちろんのこと体の内側のトラブルによって引き起こされることも多いので、きちんと治すためにもどんな原因があるのか知っておくようにしましょう。また、吹き出物が一つでもできてしまうと素肌への自信を失いがちになるため、事前に予防することが大切です。しっかりポイントを押さえて、吹き出物知らずの肌を手に入れましょう。

吹き出物発生を招く生活習慣の乱れ

皮脂の過剰分泌が主な原因で起こる思春期ニキビと違って、大人ニキビこと吹き出物は主に生活習慣の乱れが原因で発生しやすくなっていると言われます。

暴飲暴食や偏った食生活で胃腸の働きが弱り、代謝機能が低下することで肌のターンオーバーも上手く行かなくなることから、古い角質や皮脂といった老廃物が排出されにくくなって溜まった状態のところにアクネ菌などが繁殖して炎症を起こします。

過度の飲酒で肝臓がアルコールなど体内に入った毒素を分解し切れなくなり、身体の各所に溜まりがちになった毒素のうち顔に集まったものが吹き出物になるケースもあります。リンパ液の流れに乗って排出を促されるはずの毒素が溜まりがちになるなど、代謝機能の低下による悪影響は、全身の血液やリンパ液がスムーズに循環されなくなっていることからも悪化して行きます。

その状態を招いているのが身体の冷えで、冷え性でホルモンバランスを乱しやすく生理不順などの悩みを抱えている人は、糖分や脂肪の多い食事を摂り過ぎたり睡眠不足が続くなどの要因が吹き出物発生に直結するようになります。

冷え性体質でなくても代謝機能の低下は加齢やストレスなどでも生じやすくなるため、その引き金になってしまう胃腸や肝臓に負担をかける生活習慣は早期に改めておいたほうが、吹き出物発生リスクを減らすことに繋げられます。

種類ごとに適切に対処したい吹き出物

吹き出物は大人になって以降にできるニキビのため、発生してから徐々に悪化して行く過程で一般的なニキビ同様、見た目の雰囲気からいくつかの種類に分けて名称が付いています。それぞれの段階を基準に対処方法が微妙に違って来るため、吹き出物が発生して腫れてきた際は様子を見ながら注意深く対処する必要があります。

一番初期の段階は白ニキビと呼ばれ、まだ本格的な吹き出物になるかどうか判然としない状態です。皮膚の下に見える白い塊は毛穴に詰まった皮脂の塊で触るとプツッとした感触があり、白ニキビが進行して毛穴から少し皮脂が出ると、その部分が空気に触れて酸化し黒ニキビになります。

この段階もまだ炎症は起きていないため腫れや痛みは出ていませんが、無理に出そうとすると刺激で悪化する恐れがあり、患部を清潔に保って殺菌作用がある市販薬などを塗って対処します。気にして触るなどしたことで雑菌が入り赤く腫れて来ると今度は赤ニキビと呼ばれるようになり、炎症のため患部が熱を持ち触ると痛みを感じます。

さらに悪化すると黄色い膿が出ることで黄ニキビになってしまい、つぶれると跡が残りやすくなる最も厄介な段階です。このほか通常の吹き出物よりも大きく硬い感触のしこりニキビがあります。しこりの種類によっては内部で化膿してしまうケースもあり、長引く吹き出物は基本的に自力対処でなく皮膚科で適切な治療を受けたほうが安心で、治りが早まり跡も残りにくくなります。

しこりタイプ以外でも、炎症が起こって腫れや痛みが出て来た赤ニキビの段階で皮膚科を受診しておくほうが悪化を防ぐことができます。

吹き出物は内臓トラブルのシグナルかも

顔の様々な位置に出来る吹き出物ですが、実は出来る位置によって内臓の不調がわかるかもしれません。大人ニキビは単純に肌のトラブルと考えがちですが、内臓の働きが低下することによってそれが吹き出物となって現れることもあります。もしも毎回同じような位置に出来る場合、内臓の不調を疑ってみる必要もあると言えます。

おでこ周りだと肝臓や胃、大腸の不調、目の周りだと腎臓や肝臓、胆のうの不調で他に目が疲れやすかったり白目が黄色っぽいと要注意です。頰や鼻周辺は胃や肝臓、大腸の不調、口周りは食べ過ぎや消化不良による胃腸の不調を表しています。顎の周りは腰から背中に原因があり、特に腎臓の不調を疑うべきです。

フェイスラインによく出来る場合は婦人科系の不調で、よく生理前に増える大人ニキビです。ただし、子宮や卵巣にもっと重大な問題を抱えていることもあるため酷い時には病院を受診しましょう。このように吹き出物はよく出来るものという認識がありますが、中には病気が隠れていることもあり軽視し過ぎるのもよくありません。

なかなか治らなかったり、同じような位置に繰り返し出来る場合には内臓のトラブルかもしれないので、早めに対処することが大切です。

化膿して跡が残りやすい吹き出物

大人ニキビである吹き出物は思春期ニキビよりも腫れが大きくなり化膿しやすいこともあって、炎症が治まった後も肌にクレーターのような跡が残ったり、色素が沈着してシミのようになるケースもあります。

そういった厄介な事態を招かないためにも吹き出物ができる原因を把握して発生させないための予防を心掛けることが大切ですが、出来てしまった吹き出物には適切な治療を行って、可能な限り跡を残さないよう細心の注意を払う必要があります。跡が残りやすい吹き出物は炎症が悪化して赤く大きく腫れ、やがて化膿して患部に膿が溜まってしまうタイプです。

いったん化膿してしまうと少しの刺激で皮膚が破れて膿が出やすくなり、気になる人はつい指で触ってしまったり、自分で膿を押し出そうとする人もいますが、その際に雑菌が入ってさらに悪化してしまったり、出したはずの膿が再び溜まるなどの2次的トラブルにも見舞われ、炎症が治まった後も皮膚が破れた箇所が茶色く残りクレーターのような跡として残ってしまいます。

炎症がひどくなってから跡を残さないよう対処するには自己流では難しいため、皮膚科を受診して適切な治療を受けるほうが炎症を抑える抗生物質などが使われることから治りが早く、跡が残りにくい治療を受けることができます。

体質や生活習慣が吹き出物の治り方に影響

大人になって頻発するニキビは吹き出物とも言われ、過剰な皮脂分泌が主な原因で起こる思春期ニキビと違って、脂肪分の多い食品や糖分の摂取を控え、こまめな洗顔を心掛けても速やかな治癒が難しいことがあります。いったん治っても同じような箇所に再び吹き出物が生じるなど、再発しやすいのも厄介です。

大人ニキビの場合、思春期ニキビの対策では有効とされるこまめな洗顔がむしろマイナス要素となり、必要な皮脂まで洗い落とすことで肌の乾燥を招いたり、足りなくなった皮脂を補おうと余分な分泌も生じかねません。落とすべき汚れを落として肌本来のうるおいを残すタイプの洗顔料を導入するなど、肌に過度の負担を掛けない工夫が必要です。あ

ごなど口の周りに吹き出物が発生しやすく冷え性にも悩まされている女性は、冷えから来るめぐりの悪さでホルモンバランスや自律神経が乱れ、その影響で代謝機能が低下し排出されにくくなった肌の老廃物が吹き出物となってあらわれているケースが少なくありません。

冷え性体質の上、夜型サイクルで生活したり栄養が偏った食生活を送っているとホルモンや自律神経のバランスはたちまち乱れてしまいます。多少遠回りでも冷え性体質を漢方薬や食事療法などで治すよう心掛け、規則正しい生活サイクルを徹底させることで、吹き出物が発生しやすく治りにくい状態も改善に導くことができます。

乾燥を防いで汚れを落とす吹き出物対策

肌を清潔な状態に保つことは吹き出物対策の基本の一つですが、間違ったスキンケアでかえって吹き出物発生リスクを高めてしまうことがあります。

思春期ニキビと違って大人ニキビは肌の乾燥が発症に大きくかかわっており、汚れを落とすことを主眼に置いたクレンジングや洗顔の徹底で肌の乾燥を招き、乾燥した肌を守ろうと皮脂の分泌がかえって活発化する上、ターンオーバーが上手く行かなくなっていることで毛穴の内部に皮脂や古い角質が溜まり、吹き出物の材料になってしまいます。

メイクを素早く落とす威力を持つクレンジングには界面活性剤が使われていることが多いため、汚れと一緒に必要な皮脂まで落としてしまい肌が乾燥する上に皮脂の過剰分泌が起こり、吹き出物が発生しやすい条件が整ってしまいます。

メイク落としや洗顔の際は可能な限り刺激の少ないクレンジングや洗顔料を使用して、メイク汚れのない起床後の洗顔は水だけで洗うなど、刺激の強い洗浄成分に触れる機会を減らしながら清潔を保ちます。

ていねい過ぎる洗顔で陥りがちな摩擦も肌トラブルの原因になりやすいことから、汚れを落とそうと顔を手でこすり過ぎないよう注意し、何よりもメイク落としや洗顔後に保湿を徹底させることが肝心です。

保湿と角質ケアで大人ニキビを改善する

大人ニキビの主な原因は乾燥にあります。思春期には皮脂が原因でできていたニキビも大人になると乾燥が原因にかわってしまうことがあるのです。肌が乾燥すると余分な皮脂が分泌されたり角栓が詰まりやすくなるので、ニキビを治すための保湿ケアと角栓ケアが必要になります。普段使っている化粧水で保湿力を上げるためには、洗顔後すぐに化粧水を付けることが大切です。

洗顔後、時間が経ってしまうと化粧水の浸透力が低下してしまうので、すぐに付けることがおすすめです。また、化粧水を付ける時は、強くたたいたり擦ったりすると強い刺激によって悪化する恐れがあるので、やさしく浸透させていきます。しっかりと水分を補給したら、その水分が逃げないように乳液等でしっかりと蓋をします。

また、余分な皮脂によって詰まった角質ケアも大切です。角質が詰まると肌のターンオーバーが乱れてしまうので、古い角質を取り除いてターンオーバーを正常にすることでニキビのできにくい状態を作ってあげることが必要です。

角質を取り除くためには、角質層を柔らかくする効果の期待できる成分が含まれたもので洗顔し、その後はしっかりと保湿してあげることで徐々に角質が剥がれて正常なお肌を保つことができます。

ストレス対策強化で吹き出物発生を阻止

ストレスを受ける機会が多い現代社会ではその影響で心身に不調を出やすくなっています。吹き出物をはじめとする肌トラブルもストレスが大きな要因の一つになっているため、ストレス対策を意識した生活習慣の改善が重要です。

ストレスを全く避けることは難しいため意識的に解消する必要がありますが、ストレスを溜めてしまう人ほど自分が多大なストレスを受けていることを意識していないことも多く、暴飲暴食や夜型生活などからも心身がストレスを受けていることに気づくことが対策の第一歩になります。

ホルモンバランスや自律神経を乱しやすい冷え性の女性の場合、睡眠の質が落ちるだけでも心身に大きなストレスがかかるため、自律神経の働きが低下して全身のめぐりがさらに悪くなって胃腸が不調を起こし、肌のターンオーバーも上手く行かなくなってしまいます。

ターンオーバーの不調は古い角質や皮脂といった老廃物が溜まる状態を招き、そこにアクネ菌などが繁殖して炎症が発生、吹き出物となって出てしまいます。

吹き出物が頻繁に発生する肌状態そのものも女性にとってはストレスの種となってしまうため、全身のめぐりを良くすることを意識した運動も取り入れながら、質の良い睡眠と栄養摂取を意識した規則正しい生活習慣を徹底させる必要があります。代謝が良くなると肌に良い栄養素を体内に効率良く吸収できてターンオーバーも促され、吹き出物対策の強化に繋がります。

食事内容に注意して吹き出物を改善へ

大人になってからできるニキビは吹き出物とも言われますが、皮脂の過剰分泌が主な原因で起こる思春期ニキビと違って内臓の不調が発生に大きくかかわっています。吹き出物をはじめ肌トラブルの根本的な改善を目指すためには皮膚の健康に欠かせない栄養素を積極的に摂る必要がありますが、それらを吸収する胃腸の働きが弱っているとせっかくの栄養素が生かし切れません。

まず暴飲暴食をしないよう心掛け胃腸に負担をかけず代謝機能の低下を防ぎます。吹き出物の原因になりやすい脂肪の多いメニューや砂糖の多い菓子類などを控える必要があります。

肌のターンオーバーを促すとされるビタミンB群やミネラルが含まれる食材を積極的に取り入れた上で、コラーゲン生成に必要な質の良いたんぱく質や美肌効果全般に欠かせないビタミンC、アンチエイジングや血行促進効果を持つビタミンEも意識して摂取します。

冷え性でホルモンバランスの乱れによって吹き出物が出やすい人が注意すべきなのは、熱に弱いビタミンCを多く摂ろうと冷たいジュースやサラダを摂り過ぎて身体を冷やしてしまうことです。

冷えによるホルモンや自律神経の乱れは口の周りに生じる吹き出物の大きな原因の一つとなっているため、加熱しても壊れにくいビタミンCを有している温かい飲み物などで身体を冷やさないよう注意しながら摂取します。ショウガやネギ類など身体を温める食材もしっかり摂って全身のめぐりを改善し、ターンオーバー促進を助けることも大切です。

運動で汗をかけば大人ニキビが治る

運動をしてたくさんの汗をかくと大人ニキビは改善します。運動不足で汗をかかなくなると体内に老廃物が溜まりやすくなります。それが毛穴から出ていこうとする時に炎症を起こして大人ニキビを作っているので、運動でデトックスすることが大切です。

適切な量であれば汗や皮脂は肌を外部の刺激から守ってくれるので吹き出物ができにくい肌質になります。運動は大人ニキビを予防するだけでなく跡を残さないで治す効果もあります。筋肉を使うと血液の循環が良くなり新陳代謝が促進されます。肌ではターンオーバーが活発になり古い角質やメラニン色素の排出、ダメージの修復が行われキレイな肌に戻ります。

深い呼吸で酸素をたっぷり取り入れる有酸素運動が新陳代謝を高めてくれます。ウォーキングやサイクリング、ジョギングなど始めやすいものが多いです。水泳も有酸素運動で水中ウォーキングで適度な負荷がかかりますが、大人ニキビの状態が良くない時は避けます。

プールに含まれる塩素に反応して炎症を起こす可能性があるためです。運動が苦手で本格的に行う時間さえない場合は、エレベーターではなく階段を使ったり毎日ストレッチをしたりと体を温めて発汗作用を促す工夫をします。

悪化する前に市販薬で治したい吹き出物

吹き出物は炎症が進み腫れが大きくなって化膿し始めてしまうと自力での対処が難しくなるため、市販薬を使った治療を試みる際は炎症が起こり始める前の初期段階から開始する必要があります。抗菌消炎作用を持った市販の塗り薬のうち、化膿が始まっていない初期段階では抗生物質が入っているタイプではなく、傷薬にも使えるクリームタイプの塗り薬が向いています。

傷口の抗菌が行える薬の有効成分はアクネ菌の殺菌にも役立つとされ、患部に薄く塗ることで保湿も行いながら炎症を抑えることも期待できます。厚く塗ってしまうと毛穴を塞いで吹き出物の悪化を招く恐れもあるため、清潔な綿棒などで薄く延ばすことが大切です。

化膿してしまった吹き出物の場合は、抗生物質が配合された化膿止めの塗り薬が有効で、使用上の注意をよく読んで慎重に試すという方法もあります。市販薬とはいえ作用の強い薬であることには変わりが無く、よく効くからと多用したり長期にわたって使い続けると効果が高いぶん副作用の心配も出てきます。

敏感肌で強い薬が心配な場合、化膿するほど悪化してしまった吹き出物は皮膚科で治療してもらうほうが安心で、跡が残りにくい治癒が期待できます。市販薬は初期段階に有効活用するのが最適で、素早い対処で悪化を防ぐことに繋げられます。

皮膚科の処方薬で効果的に治す吹き出物

大人ニキビとも言われる顔にできる吹き出物は体質によっては赤く腫れて化膿しやすく、同じような箇所に何度も発生したり、つぶれて膿が出るほど悪化した場合ニキビ痕として長く残ってしまいかねません。

思春期ニキビはこまめな洗顔や市販の塗り薬である程度改善できますが、大人ニキビは加齢やホルモンバランスの乱れによる代謝機能の低下などもかかわっていることが多いため、飲み薬による治療や体質改善からのアプローチも必要になります。

できてしまった吹き出物には適切な塗り薬による対処が必要ですが、市販薬は思春期ニキビ向けが多いことや化膿止めも顔に使うにはやや強めなタイプもあり、敏感肌の人は皮膚科で診察を受けて適切な薬を処方してもらうほうが安全で効率のいい治療を続けて行くことができます。

毛穴の詰まりを解消して発生してしまった吹き出物の治りを早くしたり予防にも役立つ塗り薬や、炎症を抑える作用を持つ抗生物質のクリームなどが処方され、炎症がひどいときは内服薬としての抗生物質が処方されることもあります。

いずれも効果が強い薬であるため医師の指導を守って正しく服用する必要がありますが、市販薬にはない優れた効能を得ることができます。皮膚科によっては代謝アップなど体質改善に繋げられる漢方薬が処方されることもあり、体質に合った治療が受けられる病院を探して身体の内側からの吹き出物対策を試みることで、肌トラブル全般の改善にも役立てて行くことができます。

面皰圧出は吹き出物の悪化を防ぐ治療法

皮膚科の吹き出物治療の一つとして行われることがある面皰圧出は、炎症を起こして本格的な吹き出物となる前に毛穴に詰まった皮脂などの塊を専用の器具を使って押し出す方法で行われます。

まだ本格的な吹き出物になる前の毛穴の詰まり程度は自分で小さな針孔を開けて押し出しても良さそうな印象を持たれがちですが、素人が行ってしまうと雑菌が入ったり意外に傷が広がるなどしてかえって悪化し、ニキビ痕として残ることになりかねません。

皮膚科で行われる面皰圧出は医師が適切な方法で行うため、吹き出物が炎症を起こして腫れる前に原因物質を取り除く形になり、悪化を確実に防いで治癒を早め、再発防止にも役立つというメリットがあります。皮脂などを取り出す際は消毒した針やレーザーによって小さな穴を開けて、面皰圧出器という器具で速やかに押し出して除去されるため、痕が残りにくい治療方法とされています。

皮膚科で行われる面皰圧出は衛生管理の行き届いた状態で行われるため、雑菌の影響を受けることなく安心して治療が受けられます。吹き出物の元を早期発見して早期治療を受けることで腫れや痛みに悩まされることなく、化膿してしまったために長く痕が残るリスクも回避できます。簡単そうな方法に思えても、自分で行うことだけは絶対に避けるべき治療方法です。

レーザー治療で吹き出物の中身を解消

吹き出物のレーザー治療は一般的な皮膚科ではなく、主に美容皮膚科で実施される治療方法と言われます。ニキビ跡を効果的に消す方法として知られるレーザーですが、ニキビそのものの治療にも使われるため、大人ニキビである吹き出物の治療にも効果を発揮します。

一口にレーザー治療と言ってもいくつか方法の違いがありますが、基本的には波長が異なるレーザーを患部に照射することで小さな穴を開け、吹き出物の中身とも言うべき毛穴に詰まった古い角質や皮脂を溶かすという方法で行われます。

直接肌にレーザー照射してアクネ菌を焼いて殺菌する上、吹き出物の原因を作り出す皮脂腺を収縮させて皮脂の分泌を防ぐという、予防も兼ねた根治治療も可能とされます。

痛みが無い治療方法の上跡が残らず、開いてしまった毛穴も引き締められシミやシワ、たるみにも効果がある非常に魅力的なレーザー治療ですが、費用がかかることとまれにかぶれや赤みが出たり、薄く跡が残る副作用が出ることがあるため、病院選びを慎重に行う必要があります。

レーザーの種類の違いで費用にも差が出ることと、吹き出物の状態によって適した治療方法が変わって来る場合もあり、事前カウンセリングに時間をかけて医師とよく相談し、納得した上で治療を受けることが重要です。

効果的な吹き出物対策は生活改善から

吹き出物は発生させないことが最も有効な対策になりますが、適切な洗顔や保湿を心掛けたスキンケアはもちろん甘い物や脂っこい食事などを避け、睡眠不足にも気を付けた規則正しい生活を送っていても改善しにくい体質の人がいます。

女性に多い冷え性体質の人で、生理不順などにも悩まされている場合は冷えから来るめぐりの悪さが代謝機能を低下させ、排出されにくくなっている肌の老廃物が細菌の温床となり、吹き出物として発生しやすくなっています。長年の冷え性を改善させることは一朝一夕には難しいですが、食生活の見直しや体質に合った漢方薬なども活用することで徐々に向上させて行くことが期待できます。

冷えやすい身体はめぐりの悪さからホルモンや自律神経のバランスを崩しやすいため代謝機能が落ちますが、睡眠の質も低下しやすく昼間に強い眠気を感じたり慢性的な倦怠感を覚えるなどの悪影響も出てきます。そのストレスがさらに自律神経の不調を招いたり、肌トラブルを起こしやすくしてしまうため、冷え性改善は吹き出物対策だけでなく健康維持全般に欠かせない面があります。

肌のために野菜を多く摂る場合も夏野菜サラダは避け、身体を温める作用を持つ根菜類や肉類などを温かい料理でバランス良く摂ることが大切です。代謝を高めてこそ、吹き出物対策に有効なスキンケアや薬の効能をより良く生かすことに繋げられます。