婚姻届に必要な書類「戸籍謄本」の基礎知識

結婚が決まるとすることはたくさんありますが、最も重要なのが婚姻届の提出です。婚姻届を自治体の役所から貰ってきてそれに記入するだけと思っている人は多いのではないでしょうか。実は入籍するにあたって用意しなければならない書類が婚姻届の他にもあります。それが戸籍謄本です。

人生において戸籍謄本が必要な場面というのはさほど多くはありません。そのため、戸籍謄本というのが一体何なのか、どうして必要なのか、どのようにして取り寄せるのかを知らず希望の入籍日に間に合わなかったという声もよく聞きます。

これから、婚姻届に必要な書類である戸籍謄本について、なぜ必要なのかという理由や取り寄せ方などの基礎知識を調べていきましょう。

婚姻届を提出する際に必要な戸籍謄本

婚姻届を提出する際には、必要書類が何点かあります。それらの書類のひとつに戸籍謄本があります。戸籍は家族集団ごとに、国民を登録する目的で作成される公文書で、親や生年月日などの出生に関する事柄や家族関係が記されています。また、市町村名も記載されており公印が押されています。

そして、婚姻届の提出時にはふたりの結婚前の戸籍謄本を提出して、ふたりの新しい戸籍を作成します。提出先は、結婚前のふたりの本籍地や新しい場所、所在地のいずれかになります。所在地とは一時的な滞在場所も含まれるので、リゾートや海外ウェディングを行った場合はそこで提出することも可能です。

しかし、リゾート地の場合はふたりの戸籍謄本が各2通と婚姻届3通が必要になります。また、ほかにも必要な書類が通常とは異なる場合もありますので、本籍地以外で提出する時は、その土地の役所や各国の日本大使館に事前に問い合わせておく必要があります。

国内での通常の手続きは、本籍のある役所から交付申請書をもらい、戸籍筆頭者氏名や必要枚数を記入して提出します。この時に1通あたり450円の手数料が必要になります。使用目的を明記することによって本人や家族以外の者が申請することができますが、委任状が必要な場合がありますので前もって確認しておくことが大切です。

婚姻届を出すときに戸籍謄本が必要な場合

婚姻届を提出するにあたり、必要書類に戸籍謄本が含まれる場合があります。これは本籍地がある市・区以外で婚姻届を提出する場合に限り必要なものです。婚姻届けを提出すると、今までの自分の戸籍が変更されます。婚姻後の戸籍になると、今までの戸籍からは除名されます。その手続きのために戸籍謄本が必要です。

戸籍謄本は自分の本籍地である市・区役所に保管されています。そのため本籍のある市・区役所で提出する場合は不要です。自分かパートナーどちらかの本籍がある市・区役所で提出する場合は、本籍が他の地区にある一方の分だけ戸籍謄本を用意してください。

戸籍謄本は、自分の本籍地のある市・区役所でとることができます。本籍地が遠方であり直接取りに行くことができない場合は、郵送してもらうことも可能です。この場合1~2週間程かかる場合があるので、余裕をもって用意してください。ただし謄本は後日提出も可能ではあります。

しかしスムーズな事務処理のためには早めに提出する方が良いので、婚姻届と同時に提出することが望ましいです。謄本と似たものに、戸籍抄本というものがあります。

基本的には謄本が必要な場合が多いですが、戸籍謄(抄)本が必要だと説明されることがあります。この場合はどちらでも構いませんが、出来れば事前に市・区役所に問い合わせておくほうが良いです。

婚姻届けに戸籍謄本がどうして必要になるのか

戸籍とは家族の集団を表す「戸」をその単位ごとに登録することを目的に造られた公文書を言います。婚姻届けを提出する時に戸籍謄本も提出しなければいけない理由は、これから夫婦となって新たな戸籍を作るために使われるためです。

結婚する前であれば、男性も女性も親などの戸籍に含まれているか、または自分が世帯主本人であって戸籍筆頭者になっています。その以前の戸籍を変更して今までに存在しなかった戸籍を結婚により創設したので、その変更手続きの意味も含めて以前の戸籍謄本の提出が必要なのです。

ただしこの戸籍謄本は本籍地として登録している役所と同じ役所に提出するのであれば必要なく、本籍地と違う役所に結婚届を出して受理してもらう場合に必要となります。

この戸籍謄本は原則として登録してある役所に本人が申請して交付してもらいますが、使用目的が明記してあれば本人やその家族以外であっても申請が可能であり、現住所が本籍地から遠隔地であるなら郵送による申請もできます。ただし本人や家族以外の人が申請する場合には委任状が必要となることもあるので、それは事前に役所で確認しておいた方がいいでしょう。

またこの戸籍謄本は結婚届と同時でなくてもよく、後日でも提出可能となっています。結婚届は出せば受理してもらえますが、結婚届だけでは新しい戸籍を作成できないので必要になるといった程度の意味合いとなります。

婚姻届の提出の際には戸籍謄本も必要です

婚姻届を役所に提出するにあたっては、二人の結婚前の戸籍謄本を添えなければなりません。一般的には、本籍を置いている役所から交付申請書を受け取って、戸籍筆頭者氏名や必要枚数などの所定の事項を記入して出すだけでいいのです。もし役所に出向くことが困難な場合は、郵便で請求することも可能です。

ただ請求してから自分のところに送られてくるまでに、1~2週間の期間がかかることを想定しておかなければなりません。また夫婦になる二人の謄本が必要となるのですが、二人とも本籍地が異なっているのが通例ですので、より手間もかかることとなります。

本来であれば婚姻届を提出するときに戸籍謄本が必要となりますが、そのような事情があって、婚姻届提出時には間に合わない事態も起こるかもしれません。その場合は、後日に戸籍謄本を提出することが認められています。

戸籍謄本の提出期限というものは特別には定められはいません。ただ、謄本がなければ婚姻後の新戸籍の作成作業を始めることができないのです。円滑に手続きを進めるためにも、婚姻届と戸籍謄本は一緒に提出するのが好ましいです。ちなみに提出した婚姻届については、早ければ翌日に、一般的には1週間後に新しい戸籍に反映されています。

婚姻届に必要な戸籍謄本の取り方

婚姻届には戸籍謄本が必要になります。その取り方として、基本的には生まれた場所を管轄している役所で申請した後受け取ります。それぞれの役所に必ず市民課がありますので、戸籍に関する証明書交付申請書などの申請用紙に、戸籍請求の蘭に諸情報を記入して申請します。

申請自体は各役所のホームページにアップしてあるデータを利用して書くことが出来ます。直接行っても申請書がもらえますが、朝だと込んでいる可能性があります。役所の中でも市民課は特に対市民の手続きが多く、何十分も待たざるを得ない可能性があります。

申請書を書いている間に列が出来てしまっては、どんなに早く行っても半日かかってしまうので、時間を効率良く使うためにあらかじめダウンロードして申請書を完成しておきましょう。そこまで複雑ではないので、心配なら記載例を参考に記入すれば大丈夫です。

諸情報を間違えずに書くのは当たり前ですが、もし間違えてしまったときでも修正できるように認印を持って行くことをおすすめします。自分では確認したつもりでもその情報自体が間違えて覚えている可能性があるからです。窓口では申請者かどうか本人確認をしますので、運転免許証など顔と名前や住所などが分かるものを持って行きましょう。

役所で受け取れないときは?取り寄せはできる?

結婚するふたりの本籍が届け出る役所に本籍を置いている場合を除き、婚姻届に戸籍謄本が必要となります。そのため、本籍が違う場合には役所からもらわなければいけません。ふたりとも本籍が異なる場合はそれぞれ1通ずつ必要です。

仕事の都合や本籍と住所が違い遠方な場合は役所に取りに行けない場合もでてきます。委任状が必要になりますが本人や家族以外の人に摂ってきてもらうこともできます。使用目的の明記など役所によって異なるので、事前に確認しましょう。

個人情報が記載されているため他人に託すのをためらう場合には、役所から郵送してもらうことが可能です。本籍のある役所に戸籍謄本が必要で郵送してもらう旨の連絡をします。

その後、必要な部数や本籍の住所・戸籍筆頭者の氏名・請求者の現住所などを記したものと、本人確認書類のコピー・手数料(部数分の定額小為替など)・切手を貼った返信用封筒(住所と宛名を記入)を同封します。郵送の請求を行ってから届くまでに1~2週間ほどかかります。郵送を希望するときは、時間に余裕をもっておきましょう。

戸籍謄本自体に有効期限はありませんが記載内容に変更があって現状と異なる場合には利用できないので、新しく取得する必要があります。そのため、提出するときに有効期限がなくても「発行後〇か月以内のもの」を求められます。一般的には「3か月以内」が多いので、準備するのが早すぎてもいけません。婚姻届を提出するまでの日にちを考えて準備しましょう。

婚姻届に必要な戸籍謄本を入手する方法

婚姻届を提出する際には、戸籍謄本を準備し提出することが必要です。同時に提出することが基本ですが、結婚式を遠方で行い近くの役所に提出する場合もあるため、この場合には後日提出することも可能です。戸籍謄本は住民票と異なり、本籍地の役所に行かないと取得できないことが大きなポイントです。

そのため本籍地と異なる地域に住んでいる場合などはその取得のために本籍地まで出向かないといけないことになります。しかし遠くに住んでいる場合などなかなか出向くことができないと言う人も少なくありません。このような場合には郵送で送ってもらうことも可能です。

手続きとしては本籍地の役所に前もって電話で連絡をし、必要な資料を聞いた後でこれらの資料を郵送で送付します。一般的には本人であることを確認するための運転免許証等の身分証明書のコピーと、手数料分の郵便小為替、及び切手を貼った返信用封筒などです。

返信用封筒には自分の住所氏名を宛先として記載することを忘れずに行います。また役所によってはその他に必要な書類を要求されることもあるので、必ず事前に電話で確認をすることが大切です。郵送で送ってもらう場合にはおおむね1週間から2週間程度かかるケースが多いので、余裕を持って依頼することが大切です。

新しい戸籍ができるまでは大体1週間くらいです

結婚すると二人の新たな戸籍が作られることになるのでわくわくしますが、どのくらいの期間で戸籍ができるのか気になっている人も多いのではいでしょうか。現在の本籍地と婚姻届を提出する役所がある本籍地が同じ場合、戸籍謄本は必要ありませんが、本籍地と違う住所の役所に提出する場合は必要になります。

つまり2人とも本籍地が違う場合、それぞれの戸籍謄本が1通ずつ必要で、どちらか片方だけの本籍地でも本籍地でない人の分は用意しないといけません。新しい本籍地と住所地が違っていて住所地に婚姻届を出す場合は、婚姻届や添付書類などが郵送で新本籍地に送られ、役所に到着した後に戸籍が作られます。

戸籍謄本は自治体によって異なりますが、2人とも本籍地だったところに婚姻届を出した場合は比較的早く戸籍が作られるのでできるまでは早いです。提出した婚姻届がどれくらいで新しい戸籍に反映するのかと言うと、早い場合は翌日ですが一般的には1週間前後かかると思っておいた方がいいでしょう。

本籍地と住所地が違う場合は書類が郵送されてから手続きが始まるので、その分日数がかかります。また土日をまたいだ場合や書類に不備があって保留された場合、遅れることがあるので注意が必要です。新しい戸籍をできるだけ早く作りたいと思っているのなら、役所の窓口に直接出向いて内容確認してもらいながらその場で記入すればスムーズに進みますよ。

婚姻届けは窓口で確認してもらうのが確実です

結婚が決まると色々な準備でバタバタすることになるので、婚姻届けの記入や提出が上手くいくかどうか心配になる人もいるのではないでしょうか。婚姻届の提出には戸籍謄本が必要ですが、役所でのもらい方が分からない人もいるかもしれませんね。

戸籍謄本は、本籍地のある場所の役所の窓口でもらう方法以外に、郵送で送ってもらったりコンビニやインターネットでも取得が可能です。入籍後の本籍地は日本国内で地番があるところであれば自由に選ぶことができますが、戸籍謄本は本籍地の役所でしか発行できません。

そのため二人のどちらかの実家を本籍地にするのが一般的ですが、婚姻届で戸籍謄本が必要になるのは結婚前の本籍地と異なる自治体に提出する場合だけです。提出された婚姻届は、担当者が確認して必要に応じて訂正を行って初めて受理されるので、出す前に書き方があっているのか心配になる人もいるでしょう。

不安がある人は役所の窓口で確認してもらいながら記入するのがオススメで、提出前にチェックしてもらうことができるので安心ですよ。致命的なミスがあるとこだわった日付で出した婚姻届が不受理になることもあるので、窓口でその日にミスが見つからないようチェックしてもらうのが一番です。

婚姻手続きに必要な書類

婚姻届を役所に提出する際には、婚姻届だけでなくそのほかの書類も必要となります。婚姻届は提出する役所でもらうことができますが、本籍地以外の場所に提出する場合は戸籍謄本が必要となります。

郵送などで取り寄せるとなると数日かかってしまうため入籍希望日に間に合わず、泣く泣く別の日に入籍したという声もよく聞かれます。2人の記念日やどちらかの誕生日などの特別な日に婚姻届の提出を考えている場合、絶対に失敗したくないものです。

希望の提出日に間に合わせるためには、事前に必要な書類をしっかりと確認しておくことが重要です。入籍とは役所に手続きに行くことと考えるのではなく、必要書類をすべて揃えて役所に提出することだという認識でいるようにしましょう。

婚姻届は事前に役所から貰ってきてすべて記入しておき、戸籍謄本についても郵送で取り寄せる場合には余裕を持って最低でも1週間前には手元に届くように手配をすると直前になって焦るということがなくなります。

合わせて、当日役所に提出する際には本人確認ができる証明書も必要となりますので忘れないように準備しましょう。また、誤りがあった場合にすぐ訂正できるように旧姓の印鑑などを持っておくと余裕が持てます。