結婚式・披露宴の新郎謝辞のスピーチ文例やポイントをご紹介

結婚式や披露宴といった新郎新婦2人にとって大事な舞台ですね。

新婦はウェディングドレスを着ることができる憧れの場でもありますが、新郎にとっても愛を誓いあう、それを会場の方々に宣言する、一生に一度の特別な日です。スピーチするときに新婦や友達、家族の前で男らしくバシっと決めたくありませんか?

でも「謝辞のスピーチって何を言えばいいの?」「せっかくならいいこと言いたい」「どんな言葉を言えばいいか分からない」と悩んではいる人もいることでしょう。

そんな新郎のために、どのような言葉が聞く人の心を打つのか、素敵な謝辞のスピーチにするポイントを文例と共にご紹介します。

これを読めばあなたも、会場の方々の心を掴む、素敵なスピーチになること間違いなしです。

ここがポイント!差がつく新郎の謝辞

人生の晴れ舞台である結婚式や披露宴。そこでのクライマックスとなるのが新郎謝辞です。ご出席していただいた皆様への感謝の気持ちであったり、これからの決意であったり、新郎の想いを伝える大切な機会であると同時に、新婦のゲストや久々に会う親族に対し新郎を分かってもらう大切な機会でもあります。

流暢に話すことが何よりも大切なのではなく、想いを伝えることが大切なのですが、文章自体も非常に重要であり注意すべきポイントがあります。

謝辞で注意すべきポイント、それはゲストによって文面をフォーマルかカジュアルか使い分けるということです。いくら気持ちが伝わることが大事とはいえ、ゲストは様々な方がいらっしゃいます。文章や言葉の使いまわしひとつで、新郎の印象が大きく変わってしまいます。新婦の関係者の方には特に、新婦を任せるのに安心できると思われたいですよね。

それでは文面を使い分けるとはどういうことかの事例を紹介します。例えば遠方からのゲストに対する感謝の際は、フォーマルなら「本日は私たちふたりのために、ご遠方よりご臨席賜りまして、誠に感謝の念に耐えません。」

カジュアルなら「本日は、北は北海道、南は九州より、遠路はるばる、僕たちふたりのためにご出席いただきまして本当にありがとうございます。」といった感じです。同じ内容を伝えたいのは変わらないのですが、文面一つで印象がガラリと変わります。ゲストの方々を思って、文面はフォーマルとカジュアルを使い分けるようにしましょう。

新郎の謝辞のポイント

一般的に新郎の謝辞は、結婚式や披露宴の締めに当たるタイミングで述べられます。式の印象としても重要な部分となります。良い印象を与えるためには、謝辞の長さや内容は大切です。新郎の謝辞は、約2分~3分程度の長さにまとめると適切です。

文字数にすると500~600字を目安にまとめるようにしてみましょう。3分間は短いようで意外に長く感じられる長さです。聞いている参列者の飽きがこないようなメリハリのある内容を考えることが大切です。原稿ができたら実際に声に出して読んでみます。

声に出してみると読みにくい部分や前後のつながりがはっきりしない分かりにくい箇所が発見できます。聞いてて心地の良い分かりやすい原稿になるように修正を加えていきます。結婚式や披露宴は大勢の人数の前での挨拶となりますので、雰囲気にのまれたり緊張することが予想されます。

謝辞は感謝の気持ちですので、きちんと自分の気持ちが伝えられるように練習を重ねておくことが大切です。自分が緊張していては感謝の気持ちを伝えることは難しくなります。内容は、参列者へのお礼の気持ちと自分たちのこれからの決意を伝えるとともに、少しのオリジナリティを追加すると聞いている人の心を掴みます。

自分たちの結婚の決め手となったエピソードなど場が和むような話を追加しても良いかもしれません。まわりくどい表現や結婚式にふさわしくないような表現には気を付けるようにします。シンプルで飾らない言葉で表現する方が心には届くものです。

スピーチは三分以内で!

謝辞のスピーチは短めにまとめることが重要です。来てくださった参列者の方々に対する感謝の気持ちなど、伝えたい思いがいっぱいなのもわかります。ですが、謝辞をするのは何時間もの式や披露宴の後です。

すでに疲れてしまっているうえに、あまりに長いスピーチをしてしまうと聞いている人たちはさらに疲れてしまうということを忘れてはいけません。かといって、あまりに短すぎるスピーチは聞いている方々に淡白な印象を与えかねないので、3分程度に収めるのが好ましいといえるでしょう。3分以内におさめるための文字数は、800字~1200字程度が目安となります。

スピーチの構造としては、まず参列してくださったお客様への感謝の気持ちを述べます。次に、新郎新婦の出会いなどのエピソードやふたりの両親への感謝の気持ちなどをのべ、最後に結婚生活における抱負と締めの言葉を述べるというのが好ましいです。

これらの内容を簡潔にまとめ、聞いているお客様方を飽きさせない、かといって内容の薄すぎないちょうどいい長さのスピーチを心がけましょう。また、ぶっつけ本番でスピーチをするのはやめましょう。何度も読む練習をして長さや読むスピードを調節しつつ、内容を確認していくことをおすすめします。

新郎の謝辞はカンペも見てもOK

新郎が謝辞を述べる時に、カンペやメモを見るのはOKです。理想でいえば、もちろんカンペやメモを見ずに、内容を暗記してスピーチを行う方がいいのですが、結婚式が近くなれば新郎や新婦は多忙を極めますので謝辞の暗記に集中するわけにもいきません。

ですからそこまで完璧に用意する必要はないでしょう。余裕がある場合は出来るだけ覚えるくらいの気持ちでいると楽かもしれません。また、完璧に暗記したとしても、本番では緊張して忘れてしまうことも考えられます。万が一のため、カンペやメモを用意しておくと安心です。

ただし、いくらカンペやメモの持ち込みがOKとはいえ、ずっと視線を落として読むのは避けるべきです。心のこもっていない味気ないスピーチに受け取られてしまいます。スピーチをする時には基本的には視線を前に向け、次の話のおおまかな展開を把握するためにカンペやメモを見るようにするとバランスが取れます。

一字一句正確に話せなくても聞いている人にはわかりません。自分の言葉でしっかりと感謝の気持ちを式に来てくださった方々の顔を見ながら伝えることが大切です。スピーチの動画を参考にしたり、人前で話す練習を前もってしておくと良いでしょう。

新郎謝辞では遠方の出席者に感謝を

披露宴に遠方から来てくださる方がいる場合、新郎が行う謝辞の冒頭部分では、そうした方々への感謝とお礼の気持ちも忘れずに伝えましょう。新郎の人柄や会場の雰囲気、出席者の顔ぶれによって、ややかしこまったフォーマルなスピーチにするか、それとも打ち解けたカジュアルなスピーチにするかを選び、あらかじめ内容や話し方を検討することが大切です。

まずはフォーマルなスピーチの例文を見てみましょう。

「本日は、遠路はるばるお越しいただき、心からお礼を申し上げます。さきほど皆様に見守られながら、無事に結婚式を執り行うことができました」

「本日は、私達2人のために、遠方からも多くの方々にご臨席いただきました。新郎ともども感謝の気持ちで一杯です」

次にカジュアルなスピーチの例文をご紹介します。

「本日は宮城県や福岡県など、遠くに住む方にも出席いただきました。本当に嬉しく思います。」

「本日は、遠くに住む友人もはるばる駆けつけてくれて、感謝感激です」

例文を参考にしながらスピーチの骨組みを考え、最後は自分が一番話しやすい言葉遣いになるように仕上げましょう。内容に合った抑揚、ペースでスピーチすることが大切です。遠方からの出席者に感謝の気持ちを伝えることは、新郎の大事な役目のひとつです。

雨の日の新郎の謝辞のポイントは

結婚式・披露宴当日が雨だった場合、遠方から来てくれた人への感謝の言葉に加え、雨の中を来てくれた人への感謝の気持ちも忘れずに伝えることが大切です。この場合、出席者の顔ぶれや披露宴の雰囲気、新郎の人柄などに合わせてスピーチのベースとなるフォーマル、カジュアルの2パターンから選びましょう。

フォーマルなパターンの場合は「本日はお足元の悪い中、私どもの結婚披露宴にお越しいただき、心より感謝を申し上げます」「本日はあいにくの空模様の中、私達2人のためにご出席賜り、誠にありがとうございました」といったコメントが基本になります。

一方、カジュアルなパターンは「本日はあいにくの雨のなか、僕達2人のためにご出席いただき、本当にありがとうございます。今日の雨を恵の雨に変えられるよう、2人で頑張って幸せで豊かな家庭を築いていきます」「雨は『恵みの雨』とも呼ばれます。

雨と皆さんの祝福を受けながら、これからの人生が実りのあるものとなるように2人力を合わせていきます」のようなコメントが考えられます。フォーマル、カジュアルいずれのパターンを選ぶにしても、それぞれの土地柄の情報を交えたり、新郎自身の思いを込めるなどアレンジを加えながら、オリジナリティーを持たせることが大切です。

新郎の謝辞の一例

どうしても出席者、ご来賓の都合等で連休中に結婚式を挙げなければならない場合があります。そういった場合の新郎からの謝辞ですが、まずは連休中という事にお礼を言いましょう。本日は5月の連休の中、9月の連休のご多用の中、ご出席いただきまして誠にありがとうございます、というお礼の言葉が基本です。

5月のゴールデンウイークは出席者の多忙さに配慮してあまり挙式をしたがらない人が多いのでそれでも来てくれる人達は心からお祝いしたい気持ちが強いものです。その事に触れ、本来なら旅行やレジャー等をご予定していた方々もいらっしゃったかも知れませんがその中でわざわざご出席いただきまして本当にありがとうございます、と正直に言ってしまうと好感を持たれます。

式場が新郎新婦の思い出の地なら、本日は連休中のお忙しい中いらっしゃって下さって誠にありがとうございます。ここBの地は初めて出会い、度々デートをした思い出の地です。

5月のこの連休の時期はC植物園、D公園の皐月祭りが行われています。また都会なら特別ゴールデンウイークイベントが開催されていますのでぜひご覧になっていただければ嬉しいと存じます。等連休中で催し物がその地で行われている事をアピールするのも手です。

新郎からの出会いの場面紹介は簡潔に

新郎と新婦との出会いについては参列者も興味があるポイントです。その出会いの場面についてはお互いのいわゆる「思い出補正」も加わって美化されがちであることも多いのですが、あまりにも詳細に語りすぎたりノロケが入ったりすることによって参列者に良くない印象を与えてしまうことがあります。

場面紹介においては、もう少し詳しく聞きたいと相手に思わせる程度の情報量で、両親や参列者への謝辞などと比較するとスピーチ全体に占める割合を抑えたほうが無難であると言えます。

「新婦とは学生時代の同級生で、その時からお互いに意識し合う存在でした」「取引先でお会いした時に、良い印象を受けました」など、自然な出会いであったことをさり気なく話の中に入れておくと良いでしょう。

その後の交際の進展については、一緒に食事に行く回数が増えたことなどや、プライベートでデートを重ねたことなどを話し、交際期間の説明についてもあっさりとした説明としておく方が良い印象を与えることができます。

多くの参列者がおり、その立場もさまざまであるために、万人に対して無難な紹介としておくことが正解です。踏み込んだ話は親しい友人たちが集まる2次会までとっておくというのがおすすめです。

新郎の謝辞で両親への気持ちを伝える

結婚披露宴の挨拶の中で花嫁は両親への感謝の気持ちを込めた手紙を読みます。新郎の謝辞は来場者に向けて行われるのが一般的ですが、その一文の中に両親への感謝の気持ちを述べてもルール違反とはなりません。新郎謝辞は何も新しい生活に向けた決意や来場者への感謝しか述べてはいけないということはありません。

両親への感謝の気持ちを一言入れるだけで両親は非常に喜び、それを見た来場者もほのぼのした気持ちになるはずです。新郎の謝辞は挨拶なので長々とスピーチをする場ではありません。簡潔にまとめる必要がありますし、そこで両親との思い出話や感謝を延々と述べても来場はしらけるだけです。

来場者への感謝の気持ちを伝える中で、さりげなく簡潔に両親への感謝を述べることが大切です。簡潔にまとめることで来場者もしらけさせず、両親にも気持ちが伝わって喜んでもらえる立派な新郎の謝辞になります。

さらに大切なことは自分の両親でなく、新婦の両親にも感謝の気持ちを伝えることは非常に重要です。どちらも自分の両親になる人たちなので、両家の両親に対して感謝の気持ちを伝えることはとても大切です。新郎の謝辞は感謝の気持ちを込めて、さらに簡潔に述べることが大事になります。

新郎は格好よい謝辞を述べましょう。

結婚式のお開き直前の一番の見せどころが新郎の謝辞です。自分の親戚にはしっかりした子になったなあと嬉しく思ってもらえ、お嫁さんの親族には、良い方と結婚するんだなと安心してもらえます。ですから、バッチリ格好よく述べたいものです。

忙しい中集まって下さった方々への感謝の言葉、お嫁さんになってくれた女性に対する愛の言葉、育ててくれた両親への感謝の言葉、それぞれを自分の言葉で適確に表現しましょう。ゲストの方は2通りおられ、仕事関係、友人関係になるでしょうが、それぞれに一言、普段のエピソード、昔のエピソードを交えて感謝の言葉を述べます。

親戚の方には小さいころからおい世話になってきてことの感謝の言葉を、両親には今まで自分を守り育ててきてくれたことへの感謝を、奥さんには変わらぬ愛を誓う言葉をそれぞれに短めの言葉でプレゼントしましょう。

ありきたりな言葉でよどみなくあっさりとすらすら話すより、一言一言かみしめて話すほうが人の心を打ちます。とはいえ、時間は限られていますから、言いたいことは書き出して気持ちを表すのに一番ふさわしい言葉を選びだし、全体を書き上げて何度も繰り返し読み上げる練習をして、本番に臨みましょう。