過度な糖質制限ダイエットは厳禁!低血糖症になるリスクがある

糖質制限ダイエットは時に低血糖の症状を引き起こすこともあるため、注意が必要です。もちろん、正しい知識さえ身に着けていれば危険はありません。ダイエット効果も非常に高いため、まずは最低限の知識を身に着けることから始めていくといいでしょう。

低血糖症ってどういう症状?

低血糖はその名の通り、血液中の糖が不足している状態を指します。血液中の糖が多くなれば多くなるほど、血液はドロドロの状態になり血栓のリスクが高まりますが、その逆の低血糖の状態も時に注意が必要です。

低血糖になるとまず、自律神経が反応して血液中の糖を増やそうと働きかけます。その影響で動機や息切れ、頭痛などの症状が引き起こされることになります。低血糖の症状がさらに悪化すれば、めまいや吐き気、さらには意識障害やけいれんといった症状があらわれるため、注意が必要です。

低血糖と一口にいっても軽度から中度、重度までその症状はいろいろあります。重度にもなれば命の危険が危ぶまれることもあるため、早め早めの対処が必要になってくるわけです。

低血糖症ってどういうときに起こりやすいの?

低血糖症は先にも挙げたように血液中の糖が不足することで引き起こされていきます。具体的な話をすれば、血糖値の値が70mg/㎗となれば症状があらわれることになります。とはいえ、普段通りに食事をとっていれば、糖質が不足することはほとんどないため、極端に心配する必要はありません。

では、逆にどんな生活を送れば低血糖症が起こりやすくなるのでしょうか。まず、考えられる例としては極端なダイエット、糖質制限が挙げられます。糖質は人間が生きていく上で必要不可欠な栄養素です。

もちろん、糖尿病予防のために糖質制限を徹底している人も中にはいるでしょうが、それがあまりに極端すぎると生きていくのに必要な糖質すら摂取できなくなってしまいます。無理なダイエットは禁物とはよく言われますが、糖質制限に関しても体調によってはマイナスになることもあるわけです。

糖質制限と低血糖症の関係を知ろう

本来、血糖値が高い状態が続くと、先にも挙げたように血液はドロドロになり血栓ができやすい環境が出来上がります。これを放置していると生活習慣病を引き起こす可能性もありますし、何より肥満を誘発する一番の要因ともなりえます。

そこで徹底されることになるのが糖質制限です。食事から摂取する糖質を極端にカットすることで糖尿病になるリスクを軽減することが出来ますし、血糖値を下げて血流を促進する効果も期待できます。

とはいえ、この糖質制限は医師の指導の下行うものであればまだいいのですが、素人が何の知識も持たずにチャレンジできるものではありません。一切の糖質を断つことで体に必要なエネルギーも不足してしまう危険がありますし、それこそ、血液中の糖が不足して低血糖症の症状が引き起こされてしまいます。

健康やダイエットのために始める糖質制限とはいえ、低血糖症の症状があらわれれば危険も出てくる、逆に健康を損ねることもある、これらの点はしっかり押さえておくといいでしょう。

糖分の取りすぎは逆に低血糖になるって本当?

糖質が不足することで低血糖は引き起こされますが、逆に糖質をとりすぎても低血糖症が引き起こされることがあります。

これは糖分を多く摂りすぎることで肝臓が負担を受け、インスリンを過剰に分泌してしまうことが関係しています。インスリンは体内で糖質を分解していく働きがあるため、必要以上にこのインスリンが分泌されることで血糖値が下がってしまうことになります。

こうしたインスリンの過剰分泌によっても低血糖症は引き起こされてしまうわけです。本来であれば、食事から摂取する糖質は目安となる量が決まっています。糖質を一切制限するのも危険ではありますが、極端に多くの糖質を摂取していくのも同じく危険な行為といえるでしょう。

低血糖症になったときはどうすればいいの?対処法

もしも低血糖症になってしまったとき、すぐに医療機関を受診できるのであればそれがベストですが、そうでない場合にはどうすればいいでしょうか。応急的な処置として、症状があらわれてすぐにブドウ糖を摂取していく方法が挙げられます。

市販されているブドウ糖、キャンディー状になっているものであれば持ち運びにも優れているのでおすすめです。もしもブドウ糖を用意できないという場合でも、砂糖が含まれるキャンディー、ジュースなどを摂取することで症状は抑えていくことができます。

ダイエット中、特に糖質制限をしている場合にはできるだけブドウ糖を持ち歩くようにしておきましょう。いざという時の対応によって症状がそれ以上悪くなるのを防ぐことが出来るわけです。

その偏頭痛、炭水化物の抜きすぎが原因かも

ダイエット中、特に糖質制限をしていると片頭痛がひどくなるというケースが出てきます。これは極端に炭水化物を控えることで、体の中で使用する分の糖質が不足して起こる症状です。本来であれば、食事から摂取することになる糖質ですが、これが出来なくなると脂肪を燃焼させて糖分を取り入れていくことになります。

これが結果的にダイエットにも繋がっていくわけですが、元々の体質で脂肪の燃焼率が低い人は、そこで十分な糖分を取り入れることが出来ず頭に送る分の糖分も不足してしまいます。これがダイエット中によくある片頭痛の原因です。

あまりに片頭痛がひどいようであれば一時的に糖分を摂取して対処していく必要がありますし、体にそれ以上の負担がかからないように配慮することも大切です。

食後に眠たくなるのは低血糖のせい?

低血糖が引き起こす症状の中の一つとして、食後になると眠くなるというケースもあります。本来、食後は消化のために体内の血流、エネルギーが内臓に集中していくため、必然的に脳内の機能は低下しやすくなります。

これにプラスして、低血糖の場合には元々の糖質が不足しているため、脳に回るだけの糖質が十分に用意できず、それが眠気へと繋がってしまうわけです。特に食後はインスリンの分泌によって通常よりも血糖値が下がりやすい状態です。この状態に輪をかけて、糖質制限や偏った食事制限をしているとなれば症状はさらに深刻化していきます。

こうした症状を改善していくためにも、まずは低血糖の症状をしっかりと把握すること、そして自分がそれに当てはまるかどうかチェックしていくことが大切です。

低血糖症の予防は生活習慣から見直そう

低血糖の予防は生活習慣の見直しから始まります。そもそも、低血糖の症状が引き起こされるのは間違ったダイエット、糖質制限の他、偏った食生活が原因となっています。まずは規則正しい生活を心がけること、そして食事に関しては一日に必要な炭水化物、その規定量を守るようにしていきます。

多すぎてもダメですし、逆に少なすぎてもダメ、低血糖症にならないためにも栄養バランスのいい食事が必要になってきます。

また、食事の内容にも注意が必要です。低血糖症を引き起こしやすいとされる白米や食パンよりも、食物繊維が多い玄米やライ麦パンを選ぶようにするなど献立にも気を遣っていきましょう。野菜を積極的に取ること、たったこれだけのことでも低血糖症を予防していくことが可能になります。

意外なメリットがある糖質制限

ここまでは糖質制限による危険性を取り上げていきましたが、実は糖質制限には他にメリットとなる部分もあります。それが無理に炭水化物を摂取することがなくなるため、胃腸への負担をかなり減らすことができるという点です。

炭水化物はそれ単体で消火に多くのエネルギーを用いることになります。それに対して、糖質制限をしている時であればたんぱく質が主な栄養源となり、消化にもさほど時間がかかることはありません。胃腸が消化に充てる時間が短縮できるため、結果として胃腸の機能を活性化させることが出来ます。

胃腸の機能が良くなれば代謝がアップするだけでなく、肌の状態も良くなっていきます。まさに相乗効果を期待することができるため、ダイエット以外でもメリットとなる点が増えてくるわけです。

正しい知識を身につけて糖質制限ダイエットを成功させよう

糖質制限はそれ自体が危険というものではありません。正しい方法、タイミングで行えば確かにダイエット効果は絶大ですし、健康面でもメリットは得られます。

まず、糖質制限ダイエットを成功させるためには正しい知識を身に着けていくことからはじめていきましょう。ネット情報だけでなく、医療機関を受診したり、あるいはダイエット外来やエステサロンの痩身コースを利用するなどしてプロの意見を参考にするのもおすすめです。

正しい知識さえ身に着けることが出来れば、あとはその方法通りにダイエットを進めていくだけです。変に激しい運動、つらい食事制限をしなくても楽しくダイエットの成果を得ることが出来るわけですから、ダイエットに苦手意識を持っている人にも打ってつけです。