高麗人参エキスの持つ力について

高麗人参エキスは数千年も前から薬効効果が高いことで知られ、秦の始皇帝や徳川家康といった歴史上の有名な人物も薬として飲んでいた、という記録があります。

高麗人参に多く含まれるサポニンと呼ばれる成分には美容・健康効果が高く、今でも高麗人参エキスは健康増進や病気予防、美容のために多くの人に愛用されています。

高麗人参を選ぶ際のコツ

高麗人参は植物の根の部分なので、そのままでは摂取することができません。そのため、エキスを取り出して食品と混ぜたり、お茶やお酒として飲むことができる製品に加工されています。

高麗人参は渋みや独特のにおいが強いため、摂取しやすいように加工された製品を選ぶ必要があります。高麗人参を選ぶ際のコツは、長期間にわたり摂り続けることができる物であることと、有効成分である人参サポニン(ジンセノイド)が多く含まれているものを選択するようにします。

可能であればサンプル品を取り寄せてみて、味見をしてみると良いでしょう。有効成分である人参サポニンが一番多く含まれているのは、6年物の「6年根」と呼ばれる高麗人参です。

加工方法として生の高麗人参を煮るまたは蒸して乾燥した紅参と呼ばれる製品に人参サポニンが多く含まれているので、高麗人参エキスの製品を選ぶ際に迷った場合には「6年根」「紅参」と表示されているものを選ぶことがポイントです。

副作用も持つ高麗人参?

効果が高い薬には必ず副作用が存在します。現在は健康食品として人気が高い高麗人参も、昔は薬として利用されていました。そのため、薬効効果が高い高麗人参は副作用も持っています。

健康な人が適量の高麗人参エキスを摂取する場合には副作用を心配する必要がありませんが、持病がある方は注意が必要です。高麗人参のエキスに含まれる成分には血行を促進して体を温める作用があり、冷え症などに効果があります。

逆に高血圧など循環器系の持病がある人が摂取すると動悸や頻脈などが起こり、心臓に負担をかけてしまう場合があるので、注意が必要です。健康な人でも摂りすぎてしまうと発熱や不眠、めまいなどの副作用が出てしまう場合があるので、適量を摂取するようにしましょう。

高麗人参には副作用が存在しますが、裏を返せばそれだけ即効性が強くて高い効果が期待できるということでもあります。

バランス良く栄養を取れる健康素材の高麗人参

高麗人参は薬草として知られていますが、栄養価が高い食品でもあります。高麗人参には多くの種類のビタミンやミネラル、核酸、アミノ酸などを含まれています。栄養素の中には、最近注目を集めている抗酸化物質もあります。

現代人の多くは、偏った食生活が原因でビタミンやミネラル分が不足しています。ビタミンが不足すると肌荒れや老化などの原因となります。高麗人参にはビタミンやミネラルの他にも、髪の毛や皮膚の材料となるアミノ酸も豊富に含まれます。

高麗人参には薬効効果が高い人参サポニン以外にも、現代人が不足しがちな栄養素が多く含まれています。そのため、偏った食生活でビタミンやミネラルが不足しがちな現代人にとって、栄養バランスを整える目的でも高麗人参が利用できます。

目的に合わせた高麗人参の選び方

高麗人参を選ぶ場合には、体質や目的に合わせた製品を選ぶことが大切です。高麗人参には薬効効果として血流を整える作用があり、低血圧や冷え性、虚弱体質などの方が体質改善のために摂取する方法があります。

高麗人参には食品としても多くの栄養素を含んでいるため、薬としての効果以外にもビタミン・ミネラル補給、美容、アンチエイジングを目的とした栄養補助食品としても利用できます。高麗人参の加工食品は多くの種類があり、含まれる成分も違います。

薬としての効果が目的であれば、薬効成分の人参サポニンを多く含むエキスに加工された製品を選ぶようにします。この場合は、成分表示を確認して高麗人参エキスに含まれる人参サポニンの量を確認すると良いでしょう。

各種のビタミンやミネラルを補給することが目的であれば、人参サポニン以外の栄養成分も確認するようにしましょう。

人参サポニンが高麗人参の良し悪しを決める

高麗人参が高い薬効を持つ理由は、人参サポニンと呼ばれる成分を多く含んでいることに由来します。そのため、高麗人参を含む製品の良し悪しは、人参サポニンの含有量によって決まります。原料として使用される高麗人参の質や加工方法の違いによって、高麗人参エキスに含まれる人参サポニンの量が異なります。

ちなみに高麗人参以外にも甘草、桔梗、柴胡、マロニエの樹皮、サクラソウなど漢方薬の原料として使用される薬草にもサポニンが豊富に含まれています。高麗人参以外に含まれるサポニンはアルカロイドも多く含んでいるため、大量に摂取すると神経系統などに副作用が出ます。

そのため、これらの薬草は長期間にわたり摂取することができません。これに対して高麗人参に含まれる人参サポニンにはアルカロイドが非常に少ないため、長い間にわたり摂取しても副作用が出る危険が低いという利点があります。

長期間にわたり摂取し続けることができる高麗人参には、体質改善の目的で利用することができます。良質な高麗人参エキスの良し悪しは、高麗人参にしか含まれていない人参サポニンが多く含まれているかどうかかにかかっているのです。

体に良い栄養素が豊富な高麗人参

高麗人参は薬草として漢方薬の原料に使用されますが、非常に栄養価が高い食品でもあります。薬効成分が高い人参サポニンの他にも、多くのビタミンやミネラルなど、体に良い栄養素がたくさん含まれています。

高麗人参に含まれるビタミン類には、ビタミンC、葉酸(ビタミンM)、ビタミンB2、B3、B5、B7などがあります。これらのビタミン類には人体に有害な酸化物質を除去して、老化を予防する効果があります。

高麗人参にはミネラルとして、現代人が不足しがちなマグネシウムも多く含まれます。マグネシウムが不足すると血流が悪くなったり、脳の働きが低下したり、骨が弱くなってしまいます。栄養素が豊富な高麗人参は、食品として摂取することで健康効果が期待できます。

お茶やお酒として飲む高麗人参?

高麗人参を加工した製品には、お茶やお酒があります。高麗人参の成分を抽出してお茶として飲む方法は昔から利用されてきました。今でも韓国に行けば、多くの種類の高麗人参のお茶が販売されています。

お茶の中にも人参サポニンや水溶性のビタミン類が含まれています。高麗人参のお茶を飲む場合には、成分を吸収しやすい空腹時に飲むと効果的です。独特のニオイが気になる場合には、レモンや蜂蜜を入れて飲むことができます。

お茶以外にも、中国や韓国には高麗人参を浸け込んでエキスを抽出したお酒があります。高麗人参酒と呼ばれるこのお酒は健康酒として、毎日少しずつ飲み続けると効果的です。日本で販売されている高麗人参酒の中には、飲みやすいようにするために蜂蜜などが添加されている製品もあります。

高麗人参のお茶やお酒は昔の人が考案した“高麗人参エキス”と言えます。

高麗人参が有効となる様々な症状

古くから高麗人参は万能薬として利用されてきましたが、現代医学の観点でも多くの症状に効果を持つことが明らかになっています。高麗人参が持つ効果で特に有名なものは、滋養強壮効果です。

低血圧の方が高麗人参エキスを飲むことで、血行が促進されることで血圧が正常値に戻って体温が上がるため、貧血や冷え性の症状に有効です。高麗人参には多くの栄養素が含まれているため、虚弱体質にも効果があります。

病気後に体力が弱っている場合に効果を発揮します。体を温めると免疫力が高められるため、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなります。高麗人参に含まれる成分には疲労回復効果があるので、肉体疲労やストレスによる疲労などの症状にも有効です。

こんな方にお勧めの高麗人参

高麗人参には、血流を整えて体を温める作用があります。そのため、低血圧で朝起きるのが苦手な方や、睡眠をとっても十分に疲れが取れない方に特にお勧めです。

高麗人参にはビタミンやミネラルなどの多くの栄養素が含まれており、不足している栄養を効率良く補給することができます。このため、食生活のバランスが悪くて栄養が偏りがちな人にもお勧めです。

高麗人参エキスには滋養強壮効果が高くて体力を回復させる作用があるので、病気から回復して体力が弱っている方や、仕事が忙しくて疲労を感じている方にもお勧めです。

高麗人参は何千年も前から万病に効く薬として利用されてきましたが、ストレスや偏った食事などが原因で疲労を感じている現代人にもお勧めです。

高麗ニンジンが持つたくさんの意外な効能

高麗人参には滋養強壮や体を温める以外にも、意外な効能があることが明らかになっています。人参サポニンには代謝を促進して糖尿病の症状を緩和する働きがあるので、生活習慣病にも有効です。高麗人参には体の代謝を高める作用があるため、肥満体質の改善にも有効である可能性があります。

最新の研究によると、人参サポニンには消炎鎮痛作用があることも判明しています。他にも脳の活動を活発にする作用があるため、学習効果を高める効能もあります。

驚くべき事に、高麗人参がエイズの発症を抑えることが明らかになっています。

高麗人参の成分はHIVウイルスに対する抵抗力を高める効果があります。韓国には他の治療を行わずに高麗人参サプリを飲み続けるだけで、1987年にHIVウイルスに感染してから30年以上も発症せずに生存している方もいるほどです。

ちなみに1990年代後半になるまでHIVの発症を抑える有効な薬は開発されておらず、1980年代にHIVに感染した人の多くは既に発症して亡くなっています。